うちの子は家の棚やキッチンのキャビネットなど狭い所に入りたがります。
なぜですか?気になるので…と相談がありました。
「狭い所に入る」という行動は、保護者様から多く寄せられるご相談のうちの一つです。
狭い所に入ると皮膚への摩擦が起こります。
これは触覚への感覚刺激となります。
触覚の役割の一つに、「危険を察知する」ことがあげられます。
私達は、新しい場所や初めて会う人に対して、この場所は危険か、この人は危険な人なのか、と無意識に触覚を使い察知しています。
この危険に敏感なお子さんは、危険シグナルが鳴り続けてるので新しい場所には入れなく、初めて会う人にはすぐに関われません。
また、鈍感なお子さんは、危険シグナルが全く鳴らないので危険な場所でも気にせず入ってしまったり、知らない人にもすぐ話しかけたりなどをします。
この触覚を発達させるために、
☆肌(皮膚)への摩擦刺激
☆体全体へぶつかる刺激
☆体全体へ圧が入る刺激
が必要です。
触覚の種類の一つに、硬さや柔らかさを感じる「圧覚」があります。
適度に強く抑えられる「圧覚」は心地よい、落ち着くと感じると言われています。
狭い所に入ることで、体が密着し窮屈で適度な硬さが安心感に繋がり、触覚の発達にも繋がっています。
くれせんとには、この感覚を刺激する療育グッズがたくさんあります。
〇ハンモック…摩擦、圧の刺激
〇ボールプール…摩擦刺激
〇バランスボール…摩擦、圧、ぶつかる刺激
〇ロディー…圧の刺激
子どもは、たくさんの感覚刺激を重ねることでこの【触覚】が整い、危険を察知できるようになります。
発達の土台作りは、くれせんとにお任せください!!!
子どもはなぜ狭い所が好き?
教室の毎日
24/12/20 23:43