愛着障害は、その行動特徴が発達障害とよく似ているところがあり、適切な支援に繋がらない事例がしばしば見られます。
私(座木)もまだまだ勉強中の身ではありますが、発達障害の専門家はたくさんいる一方、愛着障害の専門家は極めて少ないことも、その現象に拍車をかけています。
発達障害はADHD(注意欠如多動性障害)もASD(自閉スペクトラム症)も先天的な子どもの脳機能障害であって、生まれつき持っている【特性】の問題です。
しかし、愛着障害(AD)は、生まれた後に後天的に子どもとかかわる特定の人との【関係性】の障害です。
発達障害と愛着障害とでは、その問題行動にいたる原因がまず違っているのです。
まずは、気になる子どもを現場で的確に理解し、抱えている問題をきちんと把握することが、その子に合った支援をする為にとても大切です。
『発達障害と愛着障害の違い』
私たちの療育
23/11/28 17:17