お子様が不適切な行動をした場合、
その行動に対して反応せず、『取り上げない』『無視する』などの対応をした場合、ADHDでは生起した行動に何らかの反応をして報酬を与えない、強化しないという対応をすると、その行動は消去され行動しなくなります。
しかし、愛着障害の場合の不適切な行動は、感情の問題から生じているので、『取り上げない』『無視する』などの対応は、
その時の感情をわかってくれないという思いを生じさせ、『この行動をしたのに無視された』というふうに感情的反応を誘発してしまいます。
この感情には注目されたいや、かまって欲しいなどの要素が含まれているので、より不適切行動を強くする、あるいは手を変え品を変えて別の不適切行動をしてしまうという結果を生んでしまいます。
ADHDのお子様と愛着障害のお子様とでは支援のやり方が違うので間違ったアドバイスや声かけに気をつけたいものですね。
『不適切行動への反応』
私たちの療育
23/12/02 16:53