『叱る対応、追い詰める対応が引き起こす問題』
子どもの未発達な感情を踏まえずに、つい『叱ればそれが良くない事だとわかるだろう』と安易に考えた結果、いくら叱っても行動が改善されず、かえって子どもを追い詰める対応になる事があります。
結果として不適切な関わりになってしまい、虐待や体罰につながってしまうことになります。
その指摘だけをしっかり受け止めて、振り返ることでその時の自分の感情に気づき、『この感情の時には、これをしてはいけないんだ』とわかる子どもは叱っても効果がありますが、障害特性のある子どもに真正面からそれが間違っていると指摘して叱っても、本人の感情が混乱してしまうだけなので、癇癪を起こしたり、どうしようもなくて攻撃をするか、関係性を遮断するかしかなくなります。
支援者は前もって叱る基準を示してあげるなどし、叱る時は落ちついたトーンでわかりやすく視覚で得られる情報などを取り入れて説明すると少なくとも相手を追い詰めたり、癇癪を起こす回数は少なくなります。
※写真は子供達のクリスマス作品です。
『叱る対応、追い詰める対応が引き起こす問題』
私たちの療育
23/12/09 20:19