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『遊び』について

教室の毎日
以前にも『遊び』について書いていますが、
今回も『遊び』について考えてみたいと思います。
「遊び」は子どもたちの成長や発達を促す重要な役割を果たしていくと書きました。

では改めて、『遊び』ってなんでしょうか?
オランダの歴史家ヨハン・ホイジンガ (Johan Huizinga 1872-1945)が述べた内容が少し参考になるのかもしれません。
彼は『ホモ・ルーデンス j(原題 Homo Ludens)という著書の中で近代社会・近代文明に対する論評を行っています。そして、社会生活における遊びや娯楽について多く言及しています。
「遊び」は文化の発生よりも古く、根源的なもので、文化は遊びのなかから生まれてくるというのがホイジンガの主張です。

そもそも、ホイジンガの著書「ホモ・ルーデンス」というタイトルも「遊ぶ人」という意味です。
「ホモ(Homo)」が「人」を表し、「ルーディック(ludic)」が「遊びの」という形容詞が語源になっています。
ちなみに「人類」を意味する「ホモ・サピエンス」言葉も、「ホモ(Homo)」が「人」を表し、「サピエント」が「知恵のある(sapient)を表しています。

余談はさておき、ホイジンガが述べる通り、『遊び』があるから人類が文化を創り出すことができてきたのかなと思います。
『遊び』の持つ意味も、ライフステージに応じて変化していきます。子どものころは楽しみのために遊び、大人になるにつれて休養、レクリエーションのために遊ぶようになっていきます。
このようにして『遊び』が高じていき、文化にまでつながっていくのかなと思います。

つらつらと書きましたが、『遊び』を通して子どもたちは様々なことを経験していきます。
この経験が、彼・彼女たちを成長させて、彼・彼女たちの世代の文化を創っていくことになります。
子どもたちが質量ともに豊かな『遊び』を経験できるようにすることが私たち大人に課せられた役割なのだと思います。

くるみでも、子どもたちが少しでも豊かな経験ができるように努力していきたいです。
よろしくお願いいたします。

では、また(^^)/
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