アンフィニの代表である私は国語教師です。
高校の教員をしていた20代の時は高校生を泣かすほど教え込んでいた教師でした。
恥ずかしながら教壇に立ってすぐの時は私の話は全く聞いてもらえないほど授業にならない学年やクラスもありました。あまりに悔しくて自分が不甲斐なくて板書中に涙が出てきたこともありました。私はその子たちだけには絶対涙は見せまいと板書を終えて生徒を見るときには涙は見せませんでした。
どうしたら生徒たちが私の話を聞いてくれるか、少しでも私の授業を楽しいと感じてくれるか、そのことばかり追求して毎日毎回の授業を試行錯誤していました。先輩教員の授業や他校での研究授業の見学を積極的にさせて頂き、少しでも自分に取り入れられる方法はないか食い入るように研究をしていました。
少し自分に自信が持てるようになってきた頃、求められることと自分のやりたいことの制限があることに限界を感じて学校の教師を辞めました。その時に心身ともに体調を崩しました。
私はこれと思ったものはストイックに追求するタイプです。
人がライバルではなく昨日の自分がライバル。自分に納得がいくまで遂行します。
療育の現場で学校の時のような感覚で子どもたちに教え込もうとしていたときがありました。結果こちらの押し付けになってしまい子どもたちは楽しそうではありませんでした。学校でやっていた私のやり方ではだめなのだと痛感しました。
楽しく過ごすための内容、やる気にさせるためのきっかけ作りを大切にすることにシフトチェンジしました。
制限がたくさんある学校現場には私はもう立てないと感じています。でも教師の経験を支援に活かしたい、今は子どもたちに対して教え込まないことを大切にしています。
学校や保育園や幼稚園などの現場の先生方にも子どもたちの様子を是非見に来て頂きたいです。普段見ている子どもたちの印象とは異なるかもしれません。
保護者の方とお話して最近よく伺うのはアンフィニではできているのにとか学校での面談で支援級をすすめられますといったことです。
アンフィニでは子どもたちはできています。学校や在籍園でできていないのは本当に子どもだけのせいなのでしょうか。人数の違いだけなのでしょうか。
私が学校現場でしていた、療育現場でも教え込んでいたことについては支援の場では合っておらずすぐにやめましたが、一人ひとりの関わりについて、また集団をまとめていくスキルについては学校現場とそう変えてはいません。
話を聞かないことを子どもだけのせいにしてほしくはありません。
子どもの興味関心を引く内容を選び取り、子どもの心を動かす話し方をもっと大人が研究し勉強するべきだと感じます。
*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*
2024年2月オープン
児童発達支援・放課後等デイサービス
アンフィニ
JR馬橋駅から徒歩10分
1階に不動産業のアールフィールズさんの緑の看板が目印
建物3階部となります。エレベーターがございません。
ご予約・相談専用TEL⇒【050-1807-6495】
アンフィニでは1週間を通した活動になります。
工作や運動、学習などを活動に取り入れています。
教師による「オーダーメイドの療育」
日々変化する利用者様のコンディションを見極め、「個性をのばす」「個性を活かす」活動を行って参ります。
就学に向けて自分でできることをひとつひとつ増やして参りませんか。
*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・
「教師×支援者」児発・放デイ アンフィニ代表
教室の毎日
24/08/26 17:18