「児発管である先生がいつも電話に出られない状況、大丈夫でしょうか?」
これは私が会社員児発管として勤務していたときの事業所をご利用頂いていた保護者の方に指摘頂いた言葉です。療育時間中に電話で連絡を頂いているのになかなか折り返しができなかったのでした。
当時は私自身も児発管として着任して初めて、管理職も初めて、現場のスタッフもこれまで子どもの業界に携わってきたものはほんの一握りの体制でスタートした事業所でした。そんな状態であるから私も現場に入って手探りの状態で余裕がなかったなと今になって反省しています。
この業界を知らず、児発管という字面だけ見たときに、私はたいそうな役職なのだなと感じました。でも蓋を開けてみると業務量としてはたいしたことはありません。
個別支援計画書の作成、相談支援、現場スタッフの育成、関係機関との連携といった業務です。国からの人員配置の指示にも児発管は子どもへの直接支援に児発管は入れてはいません。
児発管よりも実際に子どもたちと向き合うスタッフの方が何倍も大変であると感じるので、現場で抱える大変な部分をみつけて調整していくこと、保護者の方の不安を根拠を添えて少しでも解消していくことが児発管として大切な役割であると私は思っています。
全体を把握するうえで大切だと感じたのは「客観的な」視点。
客観的で冷静な視点が、児発管自身が現場に入りすぎてしまうと鈍るというか曇った感覚になると感じます。見えるものが見えなくなるというか。これが現場の人員配置に児発管を入れない理由なのだと感じます。たしかに大切です。
以前の事業所で痛烈なご指摘を頂いたあとは、現場もそこそこ整ったので思い切って現場の指揮はスタッフに任せるようにすると不思議と今まで見えなかったことが見えるようになりました。ありがたいご指摘であったなと感じます。
現在は私が経営する事業所で自身が児発管までしてしまっているので、私が現場に入るとスタッフはますますやりづらくて仕方がないだろうと感じ、開所当初から営業時間帯は子どもたちの部屋にはほとんど入ったことはありません。
子どもたちと直接触れ合う時間はほとんどありませんが、全く支援に携わっていないのではありません。子どもたちの声や雰囲気で今日元気ないなとか、いつもと様子が違うなと気がつくことがあります。職員室から子どもの機微を察している仕事をしているというか、これは人の気持ちを察知しやすい私の特性だと思うのですが後方支援での関わりをしています。
保護者の方から先生忙しいからと声をかけられることが多いのですが、字面だけ強めでこの通り全く忙しくはありません。こまったこと、不安なこと、話をしたい、山口に会いたい…なんでも構いません!これからも続く子育てが少しでも心持ち軽く受け止められるように私を活用頂ければ幸いです。
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2024年2月オープン
児童発達支援・放課後等デイサービス
アンフィニ
JR馬橋駅から徒歩10分
1階に不動産業のアールフィールズさんの緑の看板が目印
建物3階部となります。エレベーターがございません。
ご予約・相談専用TEL⇒050-1807-6495
アンフィニでは1週間を通しての活動になります。
工作や運動、学習などを活動に取り入れています。
国語教師による「オーダーメイドの療育」「ことばの療育」
日々変化する利用者様のコンディションを見極め、「個性をのばす」「個性を活かす」活動を行って参ります。
就学に向けて自分でできることをひとつひとつ増やして参りませんか。
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「児童発達支援管理責任者」児発・放デイ アンフィニ代表
教室の毎日
25/03/21 06:44
