関係先と連携をとらせて頂く機会があった。今回、お話の機会を頂いたところからはアンフィニの見学をして頂くなど積極的な関わりを持って頂き大変ありがたい関係先であった。
今回を機にさらに子どもの支援につながる前向きな時間となるものと思っていたが、蓋を開けてみたら私が考えていた時間とは異なった。
そちらからは複数人がアンフィニに通ってくれている。
まず始めに管理職から丁寧に挨拶頂き、各担任より話があった。
担任からの話の主旨としては各個人のできていないことについて報告され、そちらを改善するようにうちでやってほしいということだった。
一番驚いたのが幼少期において細分化された色の違いを理解することを求めているということだった。
赤色、黄色、青色など大まかな色の違いではなく、例えば青色にも薄い青色(水色)の違いを理解することを求めているようだった。もはや色の概念というより日本語の表現の違いだと感じるレベルだ。国語教師の私でも理解できるだろうか。
次に口頭指示が理解できず子どもが固まってしまうと言っていたので、どのように指示出しをしているか伺うと子どもにとって一番わかりづらい、「トイレに行って手を洗ってから席につきましょう」などといった羅列型の指示だった。
実際に指示出しをしている内容を伝えて頂いたが大人の私でも一度では次の行動についての聞き取りや記憶は定かではなかった。
指示とともに実際の行動を示したカードなどの視覚的なアプローチはなかった。
アンフィニに通ってくれているお子さんは一つずつの指示に対する行動はできると仰っていた。それではダメなのか。一つずつを理解して行動できないと複数の羅列した指示の理解などない。
その後もできていないことについてたくさん述べられた。A4用紙1枚程度はあるのではないかと思うほどのボリュームだった。
担任からの話の最後には「やってくださいね」のニュアンスで締めくくられていた。うちは下請け業者なのだろうか。怒りを通り越して私は何だか悲しくなった。
各担任からのボリュームある話が終わると管理職に話の主導権が移った。先ほどの細分化した色の違いの理解について何を求めているか真意のほどを聞くと「先取り教育」とのことだった。
私もその個人のレベル感によって学年という概念は取っ払って伸ばすという発想はあるが、私はあくまで「個」が伸ばせるところを見ていて全体には求めてはいない。大人にとってはやらなければならないが伴い、子どもたちにとってはさせられているという感覚になるからだ。
管理職の話の最後に「アンフィニさんには期待しています」と告げられた。担任からの「やってくださいね」という発言がなるほど理解できた。
話の終盤では普段おしゃべりな私が黙った。子どものいいところを共有してこれからどのようにいきいきと伸ばしていけるかというような建設的な話かと思っていたので正直なところ残念に感じたからだ。果たして私もそちらで生活できるか不安になる程の高いレベルを子どもに求めていると感じた。
しかし子どもが在籍しているという事実は変わらず転園をしない限り、在籍しているところでのルールなどは求められる。私とは大いに異なる価値観ではあるが、子どもを育むという想いは変わらないので今回聞き取ったことを順応させていくことが私たちの仕事。相手を変えようともしない。うちで何ができるかしっかり落とし込んでアンフィニ色に変えて子どもたちを順応させていくことが私たちの仕事だ。
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2024年2月オープン
児童発達支援・放課後等デイサービス
アンフィニ
JR馬橋駅から徒歩10分
1階に不動産業のアールフィールズさんの緑の看板が目印
建物3階部となります。エレベーターがございません。
ご予約・相談専用TEL⇒050-1807-6495
アンフィニでは1週間を通しての活動になります。
工作や運動、学習などを活動に取り入れています。
教師による「オーダーメイドの療育」
日々変化する利用者様のコンディションを見極め、「個性をのばす」「個性を活かす」活動を行って参ります。
就学に向けて自分でできることをひとつひとつ増やして参りませんか。
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「価値観」児発・放デイ アンフィニ代表
教室の毎日
25/05/06 05:56
