小学1年生になるわが子の登校に付き合って毎朝私は学校まで歩いている。
地域の小学校には通わずこの4月から一から関係づくりをしているわが子。
入学当初は恥ずかしさのあまり泣き出すこともあったが、友だちも増え学校が楽しいというようになった。
ある朝、仲良しの友だちと登校していると同学年の子が手に持った何かをこちらに見せびらかしながら横を走り去っていった。手に持っていたのは割りばしだった。気づいたわが子がなんで割りばし持っているの~?と走って追いかける。割りばしを手に持った子は足元がおぼつかなく時折倒れそうだった。
そのあとわが子や他の子にピストルで撃つように割りばしを向けてきた。
その瞬間に私はその子を叱った。
叱ってしまった。
視点は2つ。
学校に関係ないものを持ってこないということ、危険を伴うから棒状のものは手に持たない・人に向けてはいけないということを歩きながらではあったが端的に伝えた。その子とは初対面だった。初めて会う大人の説教に驚いた様子であったがしっかり私が話す言葉に耳を傾けていた。私の話の後にはスタスタ一人歩いて行ったが横断歩道の手前ではしっかり止まって待てていたので止まれて偉かったねと私は声をかけた。
ことの始終を見ていたわが子は集団の後ろの方で静観していて、私が話が終わってもそのことについて触れることはなかった。見送ったときには笑顔でいってきますと言っていた。
夕食時に私が同学年の子を叱っていたことについて、割りばしを持っていた子も周りにいた子もケガをしてほしくなかったから叱った私の気持ちを話した。どのような気持ちになったのか、わが子に聞いてみた。すると思わぬ言葉が返ってきた。
「ママは優しいね、相手のことが好きじゃないと叱ることはできないもんね」
私は誰彼叱ったりはしない。
叱るも相手を思わなければ発言にも至らないと私も思う。
私と同じ考えのわが子が何だか急に愛おしく思えた。
今は叱らないということを売りにしている療育もあるくらいですが、私は子どもにとって叱られるという経験もある程度必要なのではないかと思います。人格否定、感情のまま怒ることとは異なる、「叱る」ことについてわが子を通して改めて考えを深めるきっかけとなりました。
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2024年2月オープン
児童発達支援・放課後等デイサービス
アンフィニ
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建物3階部となります。エレベーターがございません。
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アンフィニでは1週間を通しての活動になります。
工作や運動、学習などを活動に取り入れています。
教師による「オーダーメイドの療育」
日々変化する利用者様のコンディションを見極め、「個性をのばす」「個性を活かす」活動を行って参ります。
就学に向けて自分でできることをひとつひとつ増やして参りませんか。
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「叱るは優しい」児発・放デイ アンフィニ代表
教室の毎日
25/05/14 06:42
