
わが子の授業参観があった。
1時間目は国語で自分について発表する内容、2時間目は道徳の時間だった。
1時間目のお題は将来の夢について発表することだった。
わが子は保育所を卒園するときには人を楽しませる遊園地の仕事をしたいと言っていたのに、それから半年が経った今は泥棒を捕まえる警察官になりたいと言っていた。この半年でどのような心境の変化があったものか。恥ずかしがり屋のわが子はやや声は小さいもののしっかり前を見て全体に発表していた。よく頑張ったと思う。
2時間目の道徳の時間は「親切」がテーマの教科書の内容だった。
1本橋を小動物たちが渡りたいが、我先といって対面にいるおおかみがいるため渡れない。ある日いじわるなおおかみが橋を渡ろうとすると、くまと橋の上で鉢合わせ。くまはおおかみが行きたい方向に抱えて渡してくれた。その様子を見ておおかみもマネをして小動物にしてあげる話だった。
教師は「自分が先だと言っているおおかみの気持ちは?」とか「くまに抱きかかえられて橋を渡れたあと、いつまでもくまの後ろ姿を見ていたおおかみの気持ちは?」と子どもたちに聞いていた。非常に難しい質問だと感じた。実体験の少ない1年生に1本橋で相手と遭遇してそのときの気持ちはと言われても「う~ん」となってしまう。そもそも1本橋で相手と遭遇する機会なんてない。だったら人が一人通れるくらいの道で前からベビーカーを押した親子がきたらどうするの方がわかりやすくはないか。
次に、日頃親切にしていることについて子どもたちに教師はこたえてもらっていた。
「親切」という語彙の意味について確認してはいなかった。
小1の子どもたちは親切の意味がわかるのだろうか。
私は国語教師だからか言葉の意味が非常に気になるところだから私なら一番始めに確認をする。
わが子が「スーパーにある浄水を汲みに行くのを手伝っている」とこたえた。
教師がそれをしてどんな気持ち?と聞いた。
わが子は一生懸命考えたあげく「よくわからない」と回答した。
私は真をついた一言であると感じた。
子どもがしている手伝いは親切なこととは本人たちは気が付きもしていないだろう。「みんなが発表してくれたこと、人に思いやりを持った行動が親切というのだよ」これで子どもは親切とは何か、言葉の一致をする。自分がしている行動や思いから言葉の獲得をしていく方が子どもにとってわかりやすい。だから教科書で学ぶ道徳の時間は好きではない。子どもにとってイメージしにくいからだ。
わかりづらい教材でも学校のルールとして取り扱わなくてはならない。
それが窮屈になった私は教育の場にはもう戻れない。学校現場は私には向いていない。
療育の場でこれまでの窮屈を取っ払い、生きた言葉を子どもたちに伝えられる喜びを授業参観から再確認した。
*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*
2024年2月オープン
児童発達支援・放課後等デイサービス
アンフィニ
JR馬橋駅から徒歩10分
1階に不動産業のアールフィールズさんの緑の看板が目印
建物3階部となります。エレベーターがございません。
ご予約・相談専用TEL⇒050-1807-6495
アンフィニでは1週間を通しての活動になります
工作や運動、学習などを活動に取り入れています。
教師による「オーダーメイドの療育」
日々変化する利用者様のコンディションを見極め、「個性をのばす」「個性を活かす」活動を行って参ります。
就学に向けて自分でできることをひとつひとつ増やして参りませんか。
*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・
1時間目は国語で自分について発表する内容、2時間目は道徳の時間だった。
1時間目のお題は将来の夢について発表することだった。
わが子は保育所を卒園するときには人を楽しませる遊園地の仕事をしたいと言っていたのに、それから半年が経った今は泥棒を捕まえる警察官になりたいと言っていた。この半年でどのような心境の変化があったものか。恥ずかしがり屋のわが子はやや声は小さいもののしっかり前を見て全体に発表していた。よく頑張ったと思う。
2時間目の道徳の時間は「親切」がテーマの教科書の内容だった。
1本橋を小動物たちが渡りたいが、我先といって対面にいるおおかみがいるため渡れない。ある日いじわるなおおかみが橋を渡ろうとすると、くまと橋の上で鉢合わせ。くまはおおかみが行きたい方向に抱えて渡してくれた。その様子を見ておおかみもマネをして小動物にしてあげる話だった。
教師は「自分が先だと言っているおおかみの気持ちは?」とか「くまに抱きかかえられて橋を渡れたあと、いつまでもくまの後ろ姿を見ていたおおかみの気持ちは?」と子どもたちに聞いていた。非常に難しい質問だと感じた。実体験の少ない1年生に1本橋で相手と遭遇してそのときの気持ちはと言われても「う~ん」となってしまう。そもそも1本橋で相手と遭遇する機会なんてない。だったら人が一人通れるくらいの道で前からベビーカーを押した親子がきたらどうするの方がわかりやすくはないか。
次に、日頃親切にしていることについて子どもたちに教師はこたえてもらっていた。
「親切」という語彙の意味について確認してはいなかった。
小1の子どもたちは親切の意味がわかるのだろうか。
私は国語教師だからか言葉の意味が非常に気になるところだから私なら一番始めに確認をする。
わが子が「スーパーにある浄水を汲みに行くのを手伝っている」とこたえた。
教師がそれをしてどんな気持ち?と聞いた。
わが子は一生懸命考えたあげく「よくわからない」と回答した。
私は真をついた一言であると感じた。
子どもがしている手伝いは親切なこととは本人たちは気が付きもしていないだろう。「みんなが発表してくれたこと、人に思いやりを持った行動が親切というのだよ」これで子どもは親切とは何か、言葉の一致をする。自分がしている行動や思いから言葉の獲得をしていく方が子どもにとってわかりやすい。だから教科書で学ぶ道徳の時間は好きではない。子どもにとってイメージしにくいからだ。
わかりづらい教材でも学校のルールとして取り扱わなくてはならない。
それが窮屈になった私は教育の場にはもう戻れない。学校現場は私には向いていない。
療育の場でこれまでの窮屈を取っ払い、生きた言葉を子どもたちに伝えられる喜びを授業参観から再確認した。
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2024年2月オープン
児童発達支援・放課後等デイサービス
アンフィニ
JR馬橋駅から徒歩10分
1階に不動産業のアールフィールズさんの緑の看板が目印
建物3階部となります。エレベーターがございません。
ご予約・相談専用TEL⇒050-1807-6495
アンフィニでは1週間を通しての活動になります
工作や運動、学習などを活動に取り入れています。
教師による「オーダーメイドの療育」
日々変化する利用者様のコンディションを見極め、「個性をのばす」「個性を活かす」活動を行って参ります。
就学に向けて自分でできることをひとつひとつ増やして参りませんか。
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