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発達障害と体調変化について(心理部あきら先生)

教室の毎日
最近、とても暑かったり、逆に前日に比べてとても涼しくなったりするなど、なかなか気温が安定しませんね。
そういった気温の変化で体調を崩されてはいませんか。

HERO ISに通われているお子さんも体調を崩して休む方がちらほらとみられます。

長期連休が終わって学校や園に行くことが億劫な中頑張って行き、気温や湿度などの急激な変動で疲れがたまったのかもしれません。

なので今回は、発達障害のお子さんの体調変化や、体調の自己認識についてお話したと思います。

自律神経という言葉は聞いたことがあるでしょうか。

自律神経とは、呼吸をしたり血液を巡らせたりなど、私たちが無意識に行っている生命維持活動のことを指します。

自律神経の中には「交感神経」と「副交感神経」という二つの神経があり、
「交感神経」が高まると、心拍数が上がったり息がしやすいように気道を広げたりなど、体に力が入りやすく活動的になります。

逆に「副交感神経」は、高まると心拍数や血圧が下がり、リラックスができる状態になります。

私たちは無意識に、常にこの二つの神経のバランスを保っています。

自律神経失調症という診断名がありますよね。

自律神経が乱れる、つまり「交感神経」と「副交感神経」のバランスが崩れるという状態になっている、ということなのです。

この二つの神経のバランスが乱れると何が困るかと言うと、
自律神経は免疫力と密接に関係しているため、自律神経が乱れると体調不良になりやすくなってしまうのです。

そして発達障害を持っている方は、脳内物質の「セロトニン」というものが先天的に少ないようで、この「セロトニン」が不足してしまうと自律神経の乱れに影響してしまうようです。

しかし、発達障害を持っている方は自分の体調変化に気付きづらかったり、気付いてもうまく他の人に伝えられないことが多いです。

特に小さいお子さんであれば、なおのこと自分の体調のことをうまく伝えられません。

そのため、親御さんは日ごろからお子さんのことをよく見られていると思いますが、特に今は季節の変わり目ということもありますので、より注意してお子さんの様子を見てあげてくださいね。

また体調変化に限らず、いつもと様子が違ったりした場合など、何かお気づきのことなどございましたらいつでもご相談ください。

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