先週、子どもたちは、
学校で行う 「授業」 のような活動に挑戦しました。
「歯」に関するお話を20分ほど聞きながら、
平仮名のなぞり書きプリントに文字を書き込む活動です。
4月から小学生になる子もいるため、
小学校での学習に少しでも自信を持って取り組めるよう、
今回の活動を通じてその第一歩を経験しました。
子どもたちは、普段とは少し違う雰囲気とチャイムの音に興味津々。
「これから何が始まるんだろう?」
ワクワクした様子を見せていました。
しかし、話の途中で 「プリントに書くよ」 と子どもたちに伝えると、
鉛筆を持ったまま固まり、少し戸惑った表情を見せていました。
先生の指示を聞き、プリントに書き込む作業は、
子どもたちにとって初めての経験だったからです。
皆さんも、学校の授業についていけず、
取り残されたと感じたことはないでしょうか?
当教室では職員の人数が多く、一人ひとりに目を配ることができるため、
誰も置いてきぼりにはしません。
だからこそ、初めての挑戦でも安心して取り組むことができます。
一週間を通して活動を続けるうちに、
子どもたちは少しづつ流れを理解し、真剣な表情で取り組み始めました。
今回使用したプリントは、
毎日の学習時間に行うなぞり書き練習よりも、小さな文字が並んでいました。
しかし、子どもたちから 「難しい」 「できない」 などの
消極的な言葉は聞こえてきませんでした。
特に驚いたのは、
子どもたちが約20分間、椅子に座って先生のお話を聞き続けられたことです。
椅子に座って、集中を持続させることは、
決して簡単なことではありません。
最後まで集中を切らさずに取り組んだ姿からは、
子どもたちの可能性を感じました。
さらに、指示された箇所を書き終えると、
手を膝に置き、背筋を伸ばして、次のお話を聞く準備をしていました。
そんな子どもたちの姿にも、とても驚かされました。
子どもの成長には無限の力があり、
ときに大人の想像を超える姿を見せてくれます。
だからこそ、私たち大人は 「きっとできる」 を信じ、
挑戦の機会を与えることが大切です。
これからも、一つひとつの 「できた!」 の積み重ねを通して、
子どもたちが自信を育んでいけるよう、
丁寧にサポートしていきます。
子どもたちの可能性と成長 児童発達支援(すずな先生)
教室の毎日
25/03/03 17:56
