2月より児童発達支援に配属となりました、西勝ひとみです。よろしくお願いいたします。
私は、これまで児童館、学童クラブ、放課後こども教室で10年以上勤務してきました。
様々なお子様と関わる機会が多く、自閉症スペクトラムやADHDの特性を持つお子様たちにも出会いました。
以前、勤務していた放課後こども教室で、石や石器が好きなお子さんと出会いました。得意分野に関しては、誰にも負けない知識があり、目を輝かせながら話をしてくれました。
放課後こども教室では、自分が好きなように過ごせるため、本人にとって居心地が良かったのですが、学校では、集団生活の中で過ごすことで気持ちの切り替えが難しい場面が増えていきました。そのうち、授業中に教室を抜け出す光景を度々目撃するようになりました。
私は、そのお子さんの置かれている環境を改善していきたいと思い、毎日、担任の先生や管理者と情報共有を図りました。学校の先生方は、特性を理解し、温かく対応をされていましたが、必要な支援がされないままでしたので、状況を改善していくことが出来ませんでした。
特性を知らない周りの児童からは理解されないことがあり、泣き出すこともあり、子どもたち1人1人の良さが出来ない事や苦手なことで、消えないよう自己肯定感を下げないように早期の支援が必要だと感じたのです。
こういった経験から、様々な特性を持つお子様への早期の支援の重要性を感じ、昨年の4月から療育の道に進みました。
前職は、放課後等デイサービスで勤務していました。配置されている職員の人数が少なく、思うように丁寧な支援が出来ない現状でした。今の支援内容が子どもたちの為になっているのか日々疑問を感じていました。もっと1人1人に寄り添い子ども達の特性にあった支援内容をしたい。と強く感じるようになりました。
HERO ISでは、他の事業所と比べて圧倒的に人員が多く、子ども達にゆっくり丁寧に関わることが出来ます。
先生方が、子ども達の様子を温かく見守り、「頑張ったね」「すごいね!」「いいね!」等毎日温かい言葉が聞こえます。
職員同士で声を掛け合い、協力しながら支援をしており、とても気持ちの良い環境だと思います。こうした、日々の丁寧な関わりがあるからこそ子どもたちが落ち着いて先生の話を聞くことができ、生き生きと活動に楽しく参加することが出来ています。
次に強みを感じたのは日々の活動内容の豊富さです。
HEROISの活動は、毎回担当の支援員が内容を決めており、それぞれの先生方の専門性を活かした活動内容を創意工夫することで、幅広い内容のプログラムを実施することが出来ています。それにより、決められた内容の物をやらされていると思う気持ちがなく、主体的に子どもたちに寄り添った内容を提供することが出来ます。
以前の職場では、支援員が活動内容を決めるのではなく、管理者が大まかな内容を決めていたので、親御様のニーズと活動の目的が合わないことがありました。普段、ご利用者様と密に接している支援員の知識や工夫も含めた活動をしていくことで、親御様のニーズとの釣り合いが取れるのではないかと日々感じていました。
私は工作が好きなので、今後は、創作活動などを通して、微細運動などが楽しく参加出来るように工作過程をより分かりやすい内容にし、できる限り大人が始めから最後まで手を貸さずに子どもたちが「自分で作ることが出来た!」「こんなことが出来るようになったよ!」と思ってもらえる楽しい工作などをしていきたいと思います。もちろん、一人で初めから最後まで作ることがすべてではないと思っています。出来ないときに「手伝って!」と意思表示することや周りの児童が「大丈夫?手伝おうか?」と声掛けをする練習の場になれたらと思っています。
どうぞ、よろしくお願いします。
児童発達支援 ひとみ先生
教室の毎日
25/02/21 17:35
