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継続で力にする 児童発達支援(みほ先生)

教室の毎日
2月も中旬となり、
保護者の方々にとっては
お子様の入園・入学や、進級と、
少し先のことが徐々に気にかかる時期かと思います。

あれもできるように!
これも一人でできるように!
と、子どもにたくさんのことを教えたくなる時期かもしれません。

これも、
「4月から急に大変にならないように、
今から練習しておこう」
という、かわいい我が子を思う親心だと思います。


実際、私はそうでした。
「幼稚園入ったら、誰も手伝ってくれないよ?」

「もう小学生になるんだから、自分で!」

「みんな一人でやってるよ」

などと追い立てるようなことを言ったり、

それまで早起きとは言えない生活をさせていたのに
急に早起きさせてみたり、

それまで手伝っていたことを
急に一人でやらせようとしてみたり。

このような、
私が急に子どもにやらせることは、
子どもの大きな負担となり、
うまくいかず、
私の親心はきれいに空振りで終わりました。

これも、
私が勝手に決めて、
「急に」「たくさん」
子どもに頑張らせていたからだな、
と今は思います。

当時は必死で、
勝手に焦って、
一人で空回り、
結果を急ぎ過ぎていました。


さて、
私に追い立てられていた子どもが
その後どうなったか?

私が早めにやらせようとしていたことは、
もちろん、早くからできるようにはならず。。。

それでも、
4月になって変わった環境に
子ども自身が必死に食らいつき、
日々の生活を繰り返し、
時と共に習慣化し
できるようになっていきました。


子どもにとって、
進学や入園・入学は区切りではなく、
ただの通過点。

通過点を通っていくことで
成長していくことはあっても、

通過点を超えた瞬間に
ポンっと成長するものではありません。


大人はつい
区切りや節目で考えがちですが、

日々を通過点として、
目指す姿へ
「継続して支援をする」
ということが成長に不可欠だと思います。

当教室では、
それぞれのお子様に合わせた支援を
継続して行えるよう
スタッフ間での確認、話し合いを
日々行っております。

また、
お子様の現状から目標に向けて
ステップを小さくし、
無理なく、
少しずつ成長を促す支援を行っております。

目標までのステップを小さくするということについて、
例を挙げてみると、
水筒での水分摂取が上手くいかないというお子様に対し、
ストローを使って息を吸ったり、吐いたりする練習、
その後、小さなコップで水を口につける練習、
そして、保護者様のご協力により、
蓋を押すと水が出てくるマグを用意して頂き、
そのマグでのストロー練習、
その後、ストロー付きの水筒での水分摂取。
小さくステップを設定して練習することで、
水筒での水分摂取が出来るようになりました。

挑戦することも都度褒めて、
みんなで盛り上がりながら練習を進めることで、
嫌がることなく目標の姿へ向かうことが出来ました。


今後も
お子様、保護者様が
安心できる環境を整え、
お子様の目指す姿へ向けて、
スタッフ全員で
継続的な支援を行ってまいりたいと思います。
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