児童発達支援事業所
  • 問い合わせ受付中
  • 送迎あり

三郷市南部地域児童発達サポートセンター HERO IS~ヒーローイズ~のブログ一覧

〒341-0037 埼玉県三郷市高州3-393-1
24時間以内に55が見ています!
電話で聞く場合はこちら 050-1807-7829

「概念」を育てる  (ことばの教室 みか先生)

教室の毎日
前回、わかることがら、わかることばを増やすというお話をしました。
ことばが育つ中で欠かすことのできないものの一つに「概念」があります。

「概念」とは?
私たちの身の回りには無数のものがあります。
一つひとつを全く別個のものとして扱うのではなく、ある程度、似たもの同士を仲間として扱う整理をします。

例えば
柴犬やチワワ、ゴールデンレトリバーも犬、動画や絵本の中の犬、ぬいぐるみやロボットの犬もいます。
様々なタイプの犬に触れる中で、「犬」とみなします。
それを整理して分かりやすくしてくれるのが「概念」です。

「犬」のように「物の名前」だけでなく、色、形、大小、量、長短、数、時間、空間・位置などがあります。

・体験の中から「概念」を育てる
「難しそう」「どう教えたらいいの?」と感じる親御さんもおられると思います。
大小を例にとって考えてみましょう。
絵本を見せながら「ゾウは大きい」「ありは小さい」、おやつの大きさを比べたり、
お父さんのシャツは大きい、〇〇くんのシャツは小さいなど、生活の中で対比させます。

体で感じる大小、目で見てわかる大小に「大きい、小さい」ということばをのせていくことが必要です。
「ブカブカですぐ脱げてしまうお父さんの(大きい)靴」
「口いっぱいに開けてもかじれない(大きい)ハンバーガー」
「おしりが入らず座れない(小さい)ベビー用の椅子」
など、実際の大きい小さいを、自分の体を通して体験させましょう。
その際、必ず「大きい」「小さい」のことばをそえてあげることが大切です。
同様に、色や形、量などについても一つずつ体験に即して教えましょう。

・待たせる工夫で概念形成
待たされることによって期待がふくらみ、イメージが豊かになります。
これは、概念形成にとってとても大切なことです。
この子は待てないからと、いつも先回りしないで待たせる工夫をしましょう。

今回は、概念について、生活の中で取り組める工夫について話をしました。
お子さんと一緒に楽しみながら、ことばの土台を育てていきましょう。
24時間以内に55人が見ています!

掲載情報について

施設の情報
施設の情報は、株式会社LITALICOの独自収集情報、都道府県の公開情報、施設からの情報提供に基づくものです。株式会社LITALICOがその内容を保証し、また特定の施設の利用を推奨するものではありません。ご利用の際は必要に応じて各施設にお問い合わせください。施設の情報の利用により生じた損害について株式会社LITALICOは一切責任を負いません。


利用者の声
利用者の声は、施設と関わりをもった第三者の主観によるもので、株式会社LITALICOの見解を示すものではありません。あくまで参考情報として利用してください。また、虚偽・誇張を用いたいわゆる「やらせ」投稿を固く禁じます。 「やらせ」は発見次第厳重に対処します。


施設カテゴリ
施設のカテゴリについては、児童発達支援事業所、放課後等デイサービス、その他発達支援施設の3つのカテゴリを取り扱っており、児童発達支援事業所については、地域の児童発達支援センターと児童発達支援事業の両方を掲載しております。