児童発達支援事業所

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◎11月の活動報告◎

寒さが少しずつ深まり、冬の気配を感じる季節になってきました。冷たい風にも負けず、子どもたちは元気いっぱいです。
今月も公園に出かけ、集団活動では鬼ごっこに取り組みました。鬼ごっこには、発達の土台となる要素がたくさん詰まれています。走る・止まる・方向転換を繰り返す中で、揺れやスピードを感じる前庭感覚や、身体の位置や力加減を感じる固有感覚が育ちます。また、鬼の位置を意識しながら動くことで、周囲の状況を把握する空間認知力や注意力が高まります。まっすぐ逃げるか向きを変えるかなど、その瞬間に素早く判断することは、切り替えや考える力の練習にもつながります。これらは遊びの中だけでなく、生活や学習を支える大切な力です。「こっちだよ!」とスリルを楽しむ姿や、「わー!」と夢中で逃げる姿など反応はさまざまでしたが、どの子もよく集中して取り組むことができていました。
また、活動の前にルールやお約束を知らせて、子どもたちと共有することも大切にしています。絵カードを使い、「タッチは優しくしようね」「タッチされて鬼になっても大丈夫。誰かをタッチしたら戻れるよ」と視覚的に伝えることで、タッチされても気持ちを前向きに切り替えられる様子が見られました。「ぼく、おにやりたい!」「“おにきめ”しよう!」といった声も聞かれ、言葉でやり取りしながら鬼を決められる姿に成長を感じました。
鬼ごっこでしっかり身体を動かしたあとは、シャボン玉、砂場、ボール遊びなど、子どもたちが自分で選ぶ自由遊びの時間です。ふわふわと飛んでいるシャボン玉を追いかけたり、砂の感触を楽しんで夢中になったり、ボールを投げる・キャッチする・蹴るなどの動きを楽しんだり、それぞれが思い思いの遊びに取り組んでいました。活動の流れの中で「自分でやりたいことを選ぶ」経験そのものが、主体性や自己決定力を育む大切な時間になっています。
公園遊びは、運動面や感覚面だけでなく、社会性や情緒の発達にもつながる、とても豊かな経験です。これからも、楽しさの中で成長につながる活動を大切にしていきたいと思います。
来月はクリスマスイベントを予定しています。季節を感じながら、子どもたちが楽しめる時間になるよう準備していきます。

(担当:作業療法士畑)

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