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ASDの聴覚処理①聴覚処理が苦手な原因

教室の毎日
こんにちは。
横浜市青葉区にある、児童発達支援フォレストキッズこどもの国教室の木山です。

今回から4回にかけて聴覚処理のお話をしていこうと思います。

1、聴覚処理が苦手な原因と対策
2、言語処理能力、聴覚処理能力は向上していくのか
3、実行機能と言語処理の関連性
4、実行機能を強化する支援方法


支援現場や保護者様のお話を聞いているとよく「視覚優位」という言葉を耳にします。
特性があるお子様の場合、視覚優位であることが多く、したがって、聴覚処理が苦手なケースが非常に多いです。

今回は、その聴覚処理が苦手な原因と対策についてご説明します。

◾️原因

・情報処理の特性
ASDのお子様は情報を処理する方法が定型発達とは異なることが多いです。具体的には、以下のような特徴があります。
* 詳細優先処理: 全体よりも細部に注意が向きやすい傾向があります。言語指示を聞いた際に特定の言葉や音に意識が集中してしまうため、全体的な指示が理解しづらくなることがありあます。
* 情報の同時処理の困難: 言葉と優位の雑音などの複数の情報を同時に処理するのが難しく、全体指示が一度に理解できないことがあります。


3. 社会的コミュニケーションの難しさ
言語は社会的なコミュニケーションの一環ですが、ASDの子どもは、社会的なやり取り自体が困難な場合があります。以下のような要因が関連しています。
* 非言語的な手がかりの認識の難しさ: 言語には、トーン、表情、ジェスチャー、言葉の裏側になる意図などの非言語的な手がかりが伴いますが、ASDのお子様はこれらを認識しにくい場合があります。そのため、言葉だけで伝えられる指示が理解しにくくなることがあります。

4. 言語発達の遅れや障害
ASDのお子様は言語発達に遅れが見られる場合が多いです。このため、言葉の理解や使用が難しく、特に複雑な指示や抽象的な表現が難解に感じることがあります。

対策
これらの原因を踏まえた上で、一般的に活用されている有効的なサポートをご紹介します。
* 視覚的支援の活用: 視覚的な手がかり(絵カード、スケジュール表、ジェスチャーなど)を併用して指示を伝える。
* シンプルで具体的な指示: 指示を短く、明確で具体的にすることで、理解を助ける。
* 環境の調整: 静かな環境を整えることで、聴覚情報の処理を助ける。
* 反復と一貫性: 指示や行動を繰り返し行うことで、習慣として理解を促す。
これらの対応を通じて、言語指示の理解を助け、ASDの子どもがより円滑にコミュニケーションを取れるようサポートすることが可能です。

次回はこれらの能力は向上しているのかについてご説明していきます。
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