クオール上大岡教室では、下記2つの療育方法を取りいれた支援を行っています!
・TEACCH(構造化された指導法) ・ABA(応用行動分析)
このうち、ABAはよく聞くけれども、TEACCHは聞きなじみがないという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、TEACCHプログラムについて、簡単にご紹介します。
TEACCH(Treatment and Education of Autistic and related Communication handicapped CHildren:自閉症および関連するコミュニケーション障害児の教育と訓練)は、アメリカのノースカロライナ州で行われている自閉症の方を対象としたプログラムです。
TEACCHは、過去に「自閉症は親の誤った子育てや関わり方が原因の障害である」との主張があった頃に、この主張に反対する立場で研究が開始されました。
TEACCHを他のプログラムと区別している重要な要因の一つとしては「自閉症の人を正しく理解し、敬意を払い、受容し、尊重する」ことを対応の礎としていることだと思います。
TEACCHは自閉症の方を生涯支援する包括的なプログラムであり、「自閉症を克服」することは目指しません。
自閉症の方が、自閉症のまま幸せに暮らせるように、環境を分かりやすく整える方法として「構造化された指導法」を活用します。
最近は「絵カードを使ったスケジュール」や「パーテーションを立てる」支援をよく目にするようになりました。
もちろん、これらも構造化された指導法のひとつではあるのですが…。
よくある失敗としては「絵カードを見せても言うことを聞かないので、ただの壁飾りになっている」「パーテーションを立てても、それを乗り越えていくので、結局、人が対応をする」ことでしょうか。
実際は、「絵カード」や「パーテーション」がそれだけで役に立つのではなく、自閉症の人のものの捉え方、考え方を踏まえたうえで、オーダーメイドで環境調整を施す必要があります。
「この自閉症の人には、構造化が効かない!」と思っているとすれば、それは度数の全く違う眼鏡をかけさせて「この人には、眼鏡が合わない!」と思っていることと同じようなものです。
…もう少し詳しく知りたい方は、一度クオールに遊びにいらしてください。
この記事を読んでいて「なんだか難しそうだぞ…」と思いましたか?
その通りです。TEACCHって、難しいんです。でも、この考え方はとっても役に立つものです。
クオール上大岡教室で働く直接支援員(児童指導員又は保育士)は、皆さん専門的な支援については未経験でしたが、OJTを受けしっかりと働いてくれています。
児童と一緒に自分も成長していきたい方、専門性を高めることに興味はあるけど、そのような職場と出会えてこなかった方など…。
たくさんのご応募お待ちしております!
TEACCHプログラムについて
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24/11/11 18:10