クオール上大岡教室では、下記2つの療育方法を取りいれた支援を行っています!
・TEACCH(構造化された指導法) ・ABA(応用行動分析)
前回はTEACCHプログラムをご紹介させて頂きました。
今回は、ABA(応用行動分析)について、簡単にご紹介します!
ABA(応用行動分析)は、「行動」が環境との相互作用によって増えたり減ったりすることに注目した科学と実践のこと…だと思っています。
あまり断定的なことを言うと、もっと詳しい人達の反感を買いそうなので、ぼやかしています。笑
もっと詳しく知りたい方は、ABAで検索すれば沢山出てくるので、そちらを参考にされてください。
ABAの実践は、ある特定の「行動:Behavior」を測定することから始まります。
「先行刺激:Antecedent」⇨「行動:Behavior」⇨「結果:Consequence」の3つの枠組みで考えるため、頭文字をとってABC分析とも三項随伴性とも言われます。
(「動機付け操作:Motivating Operation」も加えて、四項随伴性という考え方もあります)
ABAでは、ある特定の「行動」を増やしたい、あるいは減らしたいと考えるとき、「行動」そのものではなく前後の環境にアプローチします。
TEACCH(構造化された指導法)との違いをよく聞かれるのですが、TEACCHとABAは「料理のレシピ」と「料理の仕方」のような関係性です。
…あえて分けて考えること自体が間違っているとも言えます。
例えば、構造化された指導法によって環境が整えられる(先行刺激が改善される)と、おのずと「行動」も変わります。
構造化された指導法は、ABAにおける「先行刺激」を視覚支援によって分かりやすく再調整することと同じなわけです。
ところで、ABAの実践において、筆者(児発管)が一番大変だなーと感じる部分は、記録(行動の測定)です。
言わずもがな、実践現場における支援は、ひとりではできません。ひとりが完璧な支援ができても、どこかでマンパワーが足りなくなり、満足な支援はできなくなってしまいます。
クオールでは、日々のサービス提供記録を児童ごとに用意することで、この課題の解決のために取り組んでいます。
支援計画(目標)は一人ひとり違うのに、記録フォーマットが同じでは、痒いところに手が届きません。
ABAでは、行動の生起頻度をカウントする「量的な記録」が求められますが、お子さんによってはSST(ソーシャルスキルトレーニング)によるコミュニケーションの「質的な記録」をしたい場合もあります。
どちらも大事な記録なのですが、ABAにおいては、記述式の記録では、介入の前後によって「行動」が増えたのか、減ったのか、あるいは変化がないのかが、分かりにくくなってしまいます。
直接支援員(児童指導員又は保育士)のOJTを行ううえで、日々アセスメントをしながら記録する習慣がつくれたことは、クオールの強みだと感じています。
児童と一緒に自分も成長していきたい方、専門性を高めることに興味はあるけど、そのような職場と出会えてこなかった方など…。
たくさんのご応募お待ちしております!
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24/11/11 19:45