クオール上大岡教室の療育内容について、ご紹介します!
今回は、SST(ソーシャルスキルトレーニング)です。
SSTは、主に精神科病院の入院患者を対象に実施されてきたことが始まりです。
現在は精神科療育だけではなく、多くの分野や領域で、生活のしづらさを抱えている人に対して実施されています。
精神科領域でのSSTは、ご本人の性格や社会性などがある程度形作られてから発症するため、リハビリテーションとして行われることが多いです。
一方で、発達障害のある人へのSSTは、予防的、発達促進的なSSTが子どもの頃から行われるといった違いがあります。
発達障害の方に対するSSTの派生としては、「ライフスキル」という概念も重要となってきます。
ソーシャルスキルは、その名の通り社会的なものなので、人に合わせる必要があります。
トレーニングが実を結ぶこともありますが、苦手な分野や活動を強要する結果になり、かえって苦しめてしまうことも少なくありません。
またSST実施においては、その人自身が目標に納得し、主体的に取りくむ気持ちが重要となります。
ライフスキルは、子どもの生活や人生のためのものなので、必ずしも人に合わせなくとも良いものが多いです。
「あれもこれも」と手当たり次第に学ぶ必要もなく、生活に関係のあるスキルをピックアップするため、目標設定もしやすいです。
知的な遅れがない発達障害の方ほど、思春期以降にライフスキルの不足が課題となることが多いといわれています。
発達障害の方が離職する場合、仕事のスキルは問題なくとも、遅刻や欠勤が多かったり、職場にうまく馴染めないことが原因であることが多いのです。
クオールでは、SSTを実施する中で、ライフスキルも重視してプログラム提供をしています。
児童と一緒に自分も成長していきたい方、専門性を高めることに興味はあるけど、そのような職場と出会えてこなかった方など…。
たくさんのご応募お待ちしております!
SSTについて①
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24/11/12 11:57