クオール上大岡教室の療育内容について、ご紹介します!
前回は、SST(ソーシャルスキルトレーニング)概要に触れました。
今回は、もう少し踏み込んだ、クオールでのSST実践内容をご紹介します。
SSTは個別に実施されるものと、集団で実施するものがあります。
どちらも一長一短ですが、クオールでは個別SSTを重視しています。
同じ学年や診断名でも、当然ながらお子さんに必要なソーシャルスキルは、個別に異なります。
例えば自閉症という診断名にしても、ひとりの世界を楽しむタイプ、消極的すぎるタイプ、積極的すぎるタイプなど、様々です。
ここで、勘が良い読者なら気付いた方もいると思うのですが…。
消極的なタイプの方に実施するSSTは、積極的なタイプの方に実施するものと合わないことが少なくないのです。
マシンガントークが止まらない人には「黙る」タイミングを教えますが、主張ゼロの人には「話す」タイミングを教える必要があります。
また個別SSTを実施するためには、放課後の短い時間の中で、習慣的に行っていく仕組みをつくる必要があります。
学校でたくさん勉強して疲れている放課後で、遊びを中断してまでSSTをやりたいお子さんは、そんなに多くはありません。
クオールの教室内は、SSTの部屋、宿題の部屋、遊びの部屋に分かれています。
遊びも学びもバランスよく提供するために、TEACCHやABAを活用し、お子さんが主体的に行動ができるような環境を整えています。
(詳しく知りたい方は、クオールに遊びにきてください!)
⇩最近行ったSSTのプログラム内容の一例をご紹介します⇩
・挨拶の練習(玄関から入ったときの第一声は?)
・フリータイムは何をすればいいの?
・気持ちを落ち着かせる方法ってなんだろう?
・タイムアウト!上手に気持ちを発散しよう。
・相手の気持ちを考えてみよう。(コミック会話)
・感情認識トレーニング!(The CAT-Kit)
・ライフスキルチェック!自分がレベルアップするために必要なものは?
児童と一緒に自分も成長していきたい方、専門性を高めることに興味はあるけど、そのような職場と出会えてこなかった方など…。
たくさんのご応募お待ちしております!
SSTについて②
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24/11/12 13:15