先日のバス乗車体験では、「日常生活動作の訓練」を大切にしています。これは「リスキッズを卒業した時に、子どもたちが自分の力で行きていける」ことが大事だと考えているためです。
「日常生活の動作訓練」というと、屋内での「お手伝い」のようなものが想像されますが(もちろんそれもありますが)、実はおうちの外で「社会参加」することもとても大切な訓練です。
先日、小学生の提案から「バス乗り体験」を考えました。
公共交通機関の利用では、自家用車と全く違った技術が必要になります。例えば、好きな時に移動できる自家用車と違い、電車やバスが来る時刻まで、駅やバス停できちんと待っていないといけません。また電車やバスが来たら、限られた短いタイミングで乗降車する必要があり「僕はおしっこ行きたいんだから」と言っても、待ってはくれません。
また乗ったあとも、降りたい駅や停留所をあらかじめ調べ、車内のアナウンスをよく聞いて、自分で確認して降りなければなりません。その他にも、きっぷを買うとか、車内で騒がず静かにするとか、降りたい停留所の手前でボタンを押す...などの公共のルールやマナーをいくつも守らなければなりません。
最初は、よその人がいる車内でちょっぴり緊張気味だった子どもたちも少しずつ感覚を掴み、車内の雰囲気に慣れて上手にバスに乗ることができました。
将来大人になった時、もし「一人で電車やバスに乗って目的地まで行ける」ことができれば、大きく行動範囲が広がり、人生が豊かになります。将来の社会生活への立派な訓練と考え、これからもリスキッズでは日中活動にこのような活動を取り入れた活動を大切にしていこうと思っています。
マナーを守って出発進行🚌!
教室の毎日
24/10/30 11:14