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探索反射(ルーティングリフレックス)

教室の毎日
こんにちは!
東大阪市で発達障がい(ASD,ADHD)やグレーゾーンの子どもたちに運動療育を行っている『児童発達支援・放課後等デイサービス 子ども運動教室LUMO(ルーモ)布施校』です!


あかちゃんの口元を指で突くとおっぱいを探すような動きをします。
これが探索反射です。

これは生まれたばかりの赤ちゃんが、すぐに母乳を飲めるように備わった反射だといわれています。
探索反応が備わっていることによって、ものを見たり探したりする能力が備わってきます。

原始反射が統合(消失)されていないと、口まわりが敏感になり、口元に何か触れると口が開いてしまったり、噛んでしまったりするようになります。最近増えているのはマスクを噛んでしまう子供です。

アメリカでは、母乳を早めに切り上げられた子(卒乳が早い子)に探索反射が残ることが多いと言われています。
また、最初のお子さんのときはなかなか母乳が出にくくて苦労したけど、二人目のお子さんのときは母乳の出が良かった場合、二人目のお子さんに探索反射が残るケースもあります。

母乳が出にくければ、赤ちゃんは舌をからめてものすごい力で吸い付きます。
これによって探索反射を使い切ることができるので、一人目のお子さんは原始反射を使い切ることができ、二人目のお子さんは、簡単に母乳がでてしまうため、探索反射を使い切ることができず、反射が残るのではないかと考えられるのです。
ミルクの場合も同じで、ミルクの出がよく、飲みやすい哺乳瓶を飲ませた子は、同様に残存する子もいます。

探索反射が残存していると、口まわり刺激があることを好むのですが、安全な刺激だけを好むのが特徴です。そのため、偏食になりがちです。
理由は、口回りが敏感なため、歯触りや触感が嫌いな食べ物を食べなくなるからです。

また、舌の存在を過剰に意識してしまうため、舌の動きが悪くなり、滑舌が悪くなったりします。
舌の裏側の付け根のところにあるひだの部分を舌子帯といい、探索反射が残っている子どもは、この舌子帯をちゃんと動かせていないため、それが滑舌の悪さや発語のトラブルに繋がるといわれています。

探索反射が残存しているときに見られる症状には以下のようなものがあります。
・口、唇まわりが敏感
・偏食
・歯磨きを嫌がる
・滑舌が悪い
・指しゃぶりをやめない
・手先が不器用(手と口は反射が一緒に起こりやすいためです)


探索反射を統合(消失)させるためには・・・
とにかく舌を動かす事がおすすめです。
「あいうべ体操」と言われている口呼吸を花呼吸に変える体操が有名です。
「あー」
「いー」
「うー」
「べー(舌を突き出して下にのばす)」
という動作を繰り返します。
舌を口の中でぐるぐる動かすだけでもokです。



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