6月から無事児童発達支援事業所をオープンしておりますが、相談支援が必ず必須の地域なので、スタートダッシュできません(笑)
今の状況を肯定的に捉えて、丁寧な療育がより丁寧に実施されています。その様子と、児童発達支援事業所の役割をお伝えします。
写真は、本日のご利用者様の作品です。
手動シュレッダー(やってみたかったからとりあえずやる)→色画用紙があることに気づく(赤・黄色・・・)→「ラーメンみたいやなぁ(スタッフつぶやき)」→💡黙々と黄色を増やし、緑へ→ぼそりと「…ネギ…」(発想が広がっていきます)→(辺りをきょろきょろ見渡し、ウロウロし始める)→「クレヨンと画用紙もあるよ!」→黙々と自分で準備し、お絵かき開始→完成!!!ご本人はもちろん、スタッフ総出で完成を喜びました。
さて、これを療育的視点からいくつか考えてみましょう。
・遊びを展開する力
・最後までやりきる力
・周りの意見を受け入れる力、合わせる力
・見立てる力
・協調運動
などなど、すごくお子様の良いところが発揮された取り組みになりました。
課題として考えてみると、
・自分のペースが確保されていたからやり遂げられたのかも?(集団の中の難しさ?切り替えはどうか?)
・やり始める前に意思表示ができると周りの理解を得やすい?(集団だと、誤解されやすいかも?)
といった感じで、常にお子様の様子を肯定的に捉えること、課題として捉えることをしています。そして、決めつけではなく、○○かも?といった見立てからスタートし、他のスタッフと意見を交わしながら、保護者様、通園先の先生方にも様子を伺いながら課題の抽出と、どうなれば改善方向に向かうかなどの検討を重ねていきます。
発達の遅れや不安があるお子様にとっての児童発達支援事業所は、課題の抽出、課題に対するアプローチ、経験(成功体験)を増やすということに対し、効率と効果を上げる上で必要な場所(役割)だということを知っていただきたいです。そして、その課題も手立ても無限です。
最後までじっくり取り組める環境!!
教室の毎日
24/06/19 11:20