あの手、この手、その1年。〜ある男の子の成長日記〜
教室の毎日
25/06/27 16:35

こんにちは!
代表の板垣です⭐︎
今回は、ちょうど1年前から通ってくれている
小学生の男の子の成長に感激したので
そのエピソードをご紹介したいと思います(^^)
最初に出会ったとき、彼はとてもおしゃべりが好きな男の子でした。
職員に「なんで?」「どうして?」とたくさん質問してくれましたが、
反対に、自分が質問されると戸惑ってしまったり、
説明がうまくできなかったりする様子も。
また、みんなで活動する場面では、「僕はやらない」と言って、
一人で絵を描いたり人形で遊んだりして過ごすことが多かったです。
彼のペースを大切にしながら見守っていく日々でした。
そんな彼が、最近では友達と一緒に活動する時間がどんどん増えてきました。
小集団活動では、はじめは鬼ごっこのルールが難しかったり、
「鬼になりたくない」とすぐにやめてしまったりと、
集団遊びに入りづらさがある様子でした。
でも、今ではルールを理解して、鬼になっても「僕が鬼ー!」
と元気に走り回る姿が見られるように。
身体の動きも、グンと俊敏になってきました。
最近では、暑さもあり、水鉄砲を使った遊びがブームです。
最初は、「走りながら水を撃つ」というマルチタスクが難しく、
立ち止まってしまったり、
水をかけることに集中しすぎたりする様子がありましたが…
何度か繰り返すうちに、笑顔で走りながら水をピュッ!と飛ばす姿が✨
鬼ごっこを通じて、「走る」「止まる」「追いかける」「逃げる」といった複数の動作を楽しみながら経験してきた彼。
この経験があったからこそ、その後の遊びの習得もスムーズに進んだのだと思います。
新しい遊びにも意欲的に取り組むようになり、「やってみようかな」「できるかも」と**チャレンジする気持ちが育ってきたことが何よりの成長です。
また、先日は、
鬼ごっこでの動きや「声かけで外に出る」経験を重ねていたからこそ、
避難訓練のときにも、職員の声かけにすぐに反応して、落ち着いて外に避難することができました。なんと!走らず落ち着いて行動したにも関わらず、
1分もかからず、隣の公園に避難することができました✨✨
日頃の遊びや練習が、しっかりと身についていることを実感し、私たち職員も思わず感激してしまいました。
鬼ごっこの“特訓”は、3月・4月・5月と続けて取り組んできたもの。
一見「遊び」のようでも、その中にはたくさんの成長が詰まっていたのだと、あらためて気づかされました。
言葉のやりとりも、遊びながら友達同士コミュニケーションを培ってきたことで、今日は、僕は学校で〇〇があったよ。
誰々と会って〇〇の話をしたよ。
などおやつを食べながらみんなでおしゃべりしています。
子どもたちの成長は、急にグンと伸びるというよりも、
日々の「ちょっとずつ」を丁寧に積み重ねた先にあるのだと、彼の姿から教えてもらったように思います。
お子さんの成長がすぐに見えなくて悩んでいる方も、
少し長い目で見て日々の継続を大事にしてみてくださいね(^^)♪