児童発達支援事業所
  • 空きあり
  • 送迎あり

【児童発達支援・放課後等デイサービス】発達支援Labo ランプのブログ一覧

近隣駅: 太田駅、細谷駅 / 〒373-0852 群馬県太田市新井町325番地1
24時間以内に2が見ています!
空き確認・見学予約
電話で聞く場合はこちら 050-1807-0141

第62回「期待とリスク」

支援の背景
こんにちは、発達支援Laboランプです。ここでは、療育支援に関連するテーマについて、理論的な背景と合わせて発信しています。今回のテーマは「期待とリスク」です。

 「風を待つ」という選択
 期待とは、子どもが未来へ進むための航路に帆を立て、「風を待つ」ようなものです。私たちは子どもの成長を信じ、未来に向かって「このように進んでほしい」と帆を張ります。しかし、期待の帆が大きくなりすぎると、時に逆風を引き起こすこともあります。期待が重くなるほど、かえって子ども自身の力で進む自由を妨げるリスクが生じることもあるのです。

 「期待を持たない」という選択は、風が吹くのをただ静かに待つようなものかもしれません。航海を始めたばかりの小さな船には、自然の風に任せてゆっくりと進む時間が必要です。にもかかわらず、進まないことへの不安や焦りから「もっと早く風に乗ってほしい」「この方向に進むべきだ」と、時に強く帆を張り替えたり、無理に風向きを変えようとすることがあります。しかしその結果、思い通りに進まないと感じたとき、期待が失望に変わり、子どもが無理を感じてしまうこともあるのです。

 過度な期待は、結果が求めた通りでなければ不満や焦りを引き起こしがちです。その重圧が、子どもだけでなく、支援者や保護者自身にも影響を与える場合があります。子どもの未来に大きな期待を抱くことが、時に支援者や保護者の判断を曇らせることもあります。「この方向に進んでほしい」と願う気持ちが、子どもにとって無理な課題になったり、本来の成長を妨げることにもつながりかねません。

 一方で、期待を一旦手放し、帆を少し下ろして自然に任せるという選択は、風を待つ間に新しい可能性を見出すことにもつながります。船が進む方向やペースを無理に操作せず、ただ見守ることで、子どもが自らの力で風を感じ、帆を張って進む瞬間を迎えられるかもしれません。支援者や保護者として、その風が吹く瞬間まで共に待つという姿勢が大切なのではないでしょうか。

 このように、期待を手放し、自然の流れに従うことで「自ら進む力」が芽生えることがあります。これは、無理に進ませようとするリスクを冒さずに、子どもが自己の成長の風を捉えられるよう支える方法でもあります。ときに「進まなければならない」というプレッシャーのない航海にすることで、子どもはのびのびと自己を発揮し、発見の道を進むことに繋がると考えています。

 最後までお読みいただきありがとうございます。発達支援Laboランプは現在、随時問い合わせ、見学・体験等受付中です。お気軽にお問い合わせください。

掲載情報について

施設の情報
施設の情報は、株式会社LITALICOの独自収集情報、都道府県の公開情報、施設からの情報提供に基づくものです。株式会社LITALICOがその内容を保証し、また特定の施設の利用を推奨するものではありません。ご利用の際は必要に応じて各施設にお問い合わせください。施設の情報の利用により生じた損害について株式会社LITALICOは一切責任を負いません。


利用者の声
利用者の声は、施設と関わりをもった第三者の主観によるもので、株式会社LITALICOの見解を示すものではありません。あくまで参考情報として利用してください。また、虚偽・誇張を用いたいわゆる「やらせ」投稿を固く禁じます。 「やらせ」は発見次第厳重に対処します。


施設カテゴリ
施設のカテゴリについては、児童発達支援事業所、放課後等デイサービス、その他発達支援施設の3つのカテゴリを取り扱っており、児童発達支援事業所については、地域の児童発達支援センターと児童発達支援事業の両方を掲載しております。