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必要ない

勉強を教えていると、時折子どもから言われます。

「こんなの必要ないから、やりたくない。」

確かに、相対性理論のような壮大な知識なら、知りたい人が学べばいいのかもしれません。
しかし、時計の見方や足し算・引き算となると話は別です。
生活に直結する、大切なスキルです。

とはいえ、子どもが「必要ない」と感じているのも事実。
なぜなら、今は保護者や周囲の大人がフォローしてくれているので、困っていないからです。

でも大人は知っています。
このままでは、将来どこかで困るということを。

問題は、
それをどうやって伝えるか。

昭和の私たちは、教えられなくても、遅刻して困るなどの“痛み”を通して現実を知りました。
しかし令和の時代、それをそのままやらせるわけにもいきません。
できるだけ傷つけずに、どう伝えるか。
これは永遠の課題です。

ぷるめりあでは、じわじわ伝える方法を取っています。

失敗したときや教える場面で、
「やっぱりこれ、必要だったよね?」
と淡々とメリット・デメリットを示します。

ここで大切なのは、怒らないこと。
怒れば拒否反応が出て、頭に入りません。

時には、漫才の“ツッコミ”のように軽く伝えることもあります。
現代の子どもたちはお笑い文化に慣れているので、
面白さの中にあるメッセージの方が、案外記憶に残ります。

一回一回の効果は小さくても、
「これはやらないと困るらしい」という認識が、少しずつ蓄積されていきます。

さらに、大人の失敗も大いに活用します。
わざとでも、実際でも構いません。

ポイントは、
失敗を失敗で終わらせないこと。
挽回しようとする姿勢を見せること。
人のせいにせず、「自分が変わらなきゃ」と言葉にすること。

正直、少し恥ずかしいですが、
独り言のように口に出すと、より伝わります。

子ども自身が大きく転ばなくても、
目の前で転ぶ人を見れば学べることがあります。

そんなふうに、
押しつけるのではなく、積み重ねる。
怒るのではなく、示す。

そんな形で、今日も向き合っています。
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