ここしばらく、週末にはキッチンで汗だくになりながらホットケーキを焼いているセラピスト A です。きれいな焼き目で出来上がると、少しだけうれしい気分になりますね。
さて、今回のお話は「マッチング」について。
マッチングとは、2つ以上の物を机上に並べて置き、そのうちの1つと同じものを「いっしょにして」と指示しながら子供に渡して分別(弁別)させる、「動作模倣」とともに訓練の基礎となる課題です。
その中でも、一つステップアップした「似たもの」でマッチングができるようになった R 君のことを紹介させていただきます。
R 君は、一つひとつの課題に時間をかけてゆっくりと学んでいく子で、全く同じもののマッチングも教材や教え方に工夫を凝らし、徐々に弁別できるようになりました。次の段階として「色や形が少し違うけど同じ名称として分類されるもの(似たもの)」のマッチングに進みます。
まずは全く同じもので弁別できていた教材を似たものに変えていきます。それができたら他の教材も導入します(物の般化)。 R 君の場合は、この段階の習得に1年という長い時間がかかりましたが、
①机上に置いている教材の位置を変えずに渡すものを変えていく。
②机上に置いている教材の位置を入れ替える。
③置いている位置も渡す教材も変えていく。
この①~②を繰り返し練習して正解率8割以上を目指し、③へと進めることができました。③に入った段階でも、ヒント(プロンプト)がなければ正解率もほとんど0に近い状態で、訓練を続けることで1割・・2割・・・と徐々に正解が増え、ついに、9割以上正解できるようになりました!
しかし、ここで「できた!」と思い込んでしまうのが落とし穴。実はこのとき、その日に訓練するセラピストによって、正解率に差が出ていたんです。 ABA では、ここが特に重要になります。誰が指示しても同じように正解できなければ、セラピストの細かな挙動を見て判断していただけで教材の違いは学習できていなかった可能性があるからです。また、実際の生活で考えると、同じ内容でもママの言うことは分かるのにパパが言ったら分からないといった事態が起こってしまうため、誰が指示しても同じように正解できるのを目指します(人の般化)。
ここで、 R 君ではセラピスト A で9割以上正解できたら、その流れでセラピスト B に交代して、いい調子で引き継ぐことに。すると・・・セラピストが変わってからもほとんど全部正解できました!
やったね R 君!!
簡単そうに見えるけど、教えようと思ったら意外に難しいマッチング。その後の言語課題に向けた基礎(ケーキで言うとスポンジの部分!)にもなるため、できるだけ丁寧に取り組みたいですね。(き)
さて、今回のお話は「マッチング」について。
マッチングとは、2つ以上の物を机上に並べて置き、そのうちの1つと同じものを「いっしょにして」と指示しながら子供に渡して分別(弁別)させる、「動作模倣」とともに訓練の基礎となる課題です。
その中でも、一つステップアップした「似たもの」でマッチングができるようになった R 君のことを紹介させていただきます。
R 君は、一つひとつの課題に時間をかけてゆっくりと学んでいく子で、全く同じもののマッチングも教材や教え方に工夫を凝らし、徐々に弁別できるようになりました。次の段階として「色や形が少し違うけど同じ名称として分類されるもの(似たもの)」のマッチングに進みます。
まずは全く同じもので弁別できていた教材を似たものに変えていきます。それができたら他の教材も導入します(物の般化)。 R 君の場合は、この段階の習得に1年という長い時間がかかりましたが、
①机上に置いている教材の位置を変えずに渡すものを変えていく。
②机上に置いている教材の位置を入れ替える。
③置いている位置も渡す教材も変えていく。
この①~②を繰り返し練習して正解率8割以上を目指し、③へと進めることができました。③に入った段階でも、ヒント(プロンプト)がなければ正解率もほとんど0に近い状態で、訓練を続けることで1割・・2割・・・と徐々に正解が増え、ついに、9割以上正解できるようになりました!
しかし、ここで「できた!」と思い込んでしまうのが落とし穴。実はこのとき、その日に訓練するセラピストによって、正解率に差が出ていたんです。 ABA では、ここが特に重要になります。誰が指示しても同じように正解できなければ、セラピストの細かな挙動を見て判断していただけで教材の違いは学習できていなかった可能性があるからです。また、実際の生活で考えると、同じ内容でもママの言うことは分かるのにパパが言ったら分からないといった事態が起こってしまうため、誰が指示しても同じように正解できるのを目指します(人の般化)。
ここで、 R 君ではセラピスト A で9割以上正解できたら、その流れでセラピスト B に交代して、いい調子で引き継ぐことに。すると・・・セラピストが変わってからもほとんど全部正解できました!
やったね R 君!!
簡単そうに見えるけど、教えようと思ったら意外に難しいマッチング。その後の言語課題に向けた基礎(ケーキで言うとスポンジの部分!)にもなるため、できるだけ丁寧に取り組みたいですね。(き)