こんにちは！
LUMO西宮夙川校です。

今回はLUMOとは直接関係がありませんが、
参考になる記事を見つけましたのでご紹介いたします。


全盲児として生まれてきたまなちゃん。先天的なに病気で治療法はありませんでした。
まなちゃんが２歳になったとき保育園に通うことになりました。

「いやな言葉をいわれて傷ついていないか？」
「仲間に入れずずっと一人ぼっちでいるのではなか？」
考え出したら不安は尽きなかったとのこと。

ある日、迎えに行くと、上の年長さんのA子ちゃんが声をかけます。
「まなちゃんのママ？　しっぽ鬼知ってる？」
「まなちゃん、今日鬼をしたんだよ、A子捕まえられちゃったの」

全盲のまなが鬼ごっこ？　どうやって・・・・？

しっぽに鈴をつけえれば、まなちゃんにも音で（しっぽの場所が）分かるんじゃない。
と年長児の提案があったとのこと。これには保育園の先生もびっくり。

参観日、Ｂ子ちゃんのお母さんが
「まなちゃん、いつもあそんでくれてありがとう」　まなちゃんのお母さんに　と声をかけてくれました。
「こちらこそ、ご迷惑をおかけしてすみません」と返していると、
その様子をみていたＢ子ちゃん、
「まなちゃんのママ、なんで謝るの？」と訊いてきました。

私はこころのどこかで、娘をかわいそうな存在としてとらえていた・・・「全盲児なのに」あそんでくれてありがとうという言葉になった。
子どもたちは「全盲児童のまなちゃん」でなく、「まなちゃん」と遊んでいる。
そのまなちゃんは見えないだけ。
このエッセイは、母親の向井由美さんが、子どもたちから学んだことが、そのほか沢山書かれています。

私たち療育にたずさわる者は、教え導くことを考えがちですが、それと同じくらい子どもから学ぶ気持ちを持っていることが大切なのかもしれません。

詳しくは下記を参照ください。
第５７回NHK障害福祉賞　


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