「鉛筆がうまく持てない…」「ボタンを留めるのが苦手…」
そんなお子さんの様子に、心配を感じたことはありませんか?
実はこうした“手先の不器用さ”は、**微細運動(細かい手や指の動き)**の発達と深く関わっています。
この微細運動を支援する方法のひとつとして、ピアノを活用するアイデアがあります🎹
なぜピアノが微細運動に効果的なのか?
一見「音楽」と関係ありそうなピアノですが、実は微細運動のトレーニングにぴったりの要素がつまっています。
ピアノ動作 発達を促す力
鍵盤を1本の指で押す 指の選択的運動、力加減
指の順番で音を出す 指の協調運動、記憶力
強く・弱く弾く 力加減のコントロール
リズムを真似する タイミング、反応性
音の高低に合わせて動かす 指のストレッチ、空間認知
さらに、「音が鳴る」というフィードバックがあるため、子ども自身も“今どう動かせたか”がわかりやすいというメリットがあります。
療育や家庭でできる!ピアノを使った微細運動あそび
ここでは実際に取り入れやすいピアノ遊びアイデアをご紹介します🎵
① 指1本で弾いてみよう
「今日は2番の指(人差し指)でドを押してみよう!」
→ 指の分離運動を促し、特定の指を意識する練習に。
② 指番号ごっこ
「3番!」「5番!」と指名して、対応する指で鍵盤を押すゲーム。
→ 指の認識や選択的運動、反応力を育てます。
③ リズムまねっこゲーム
「トントン・トン」のようなリズムを聴いてまねっこ!
→ リズム感+タイミング+集中力にアプローチ。
④ 音の強弱で遊ぼう
「そーっと押すと小さい音」「強く押すと大きい音」
→ 力加減のコントロールを遊びながら学べます。
⑤ ステッカーで指ターゲットあそび
鍵盤にシールを貼って「ここを人差し指でタッチ!」
→ つまむ+狙う+押すの連携運動に◎
無理なく楽しく、少しずつ
ポイントは、“弾けること”が目的ではないということ。
「どの指を使う?」「どんな音が出た?」という体験そのものが大事な練習です。
楽しみながら、少しずつ指先の力を育てていく――
そんな“遊びの中の支援”が、子どもたちの土台づくりにつながっていきます。
さいごに
ピアノは、音楽を楽しむだけでなく、
**“指先と心の発達を支える道具”**としても活用できます。
お子さんの「できた!」の笑顔を引き出すきっかけとして、
ぜひ、当施設のピアノを使った療育を試してみませんか!
見学随時受付中
ピアノで育てる!指先の力と微細運動スキル
教室の毎日
25/05/27 23:06
