3歳になると、体もしっかりしてきて、自分の足でしっかり歩けるようになりますよね。
それなのに、「抱っこ~!」とすぐに親に甘えてくる。
「歩けるのに抱っこばかりで困る…」
「毎日のお出かけが大変…」
そんな悩みを持つ保護者の方も多いのではないでしょうか?
今回は、3歳児が「歩けるのに抱っこばかり」してしまう原因と、明日から実践できる具体的な対策についてご紹介します。
3歳児が抱っこばかりを求める5つの主な原因
1. 甘えたい・安心したい気持ち(愛着行動)
3歳はまだまだ心の発達途中。
親とのスキンシップを通して安心感を得ています。
特に疲れていたり、環境が変わったりすると「抱っこ」を求める頻度が高くなります。
2. 抱っこすれば願いが通ると学習している(習慣化)
過去に「抱っこして」と泣いたときに抱っこしてもらえた経験があると、「抱っこ=楽できる手段」として習慣化してしまうことがあります。
3. 疲れや眠気
お昼寝が足りなかったり、活動が多かった日は体がだるくなり、歩くのが億劫になります。
4. 注目を引きたい
弟妹がいたり、周囲の大人の注目を引きたいとき、「抱っこ〜!」と甘えることで関心を集めようとする場合もあります。
5. 発達や感覚の問題
感覚過敏やバランス感覚に不安がある場合、歩くことにストレスを感じている可能性も。
歩き方に違和感がある、転びやすいなどが見られる場合は、専門機関に相談を。
抱っこばかりを減らすための7つの対策
1. 「心の抱っこ」で安心を伝える
言葉やスキンシップで気持ちに寄り添いましょう。
例:「ママはいつでも○○ちゃんのこと見てるよ」「ギュッておててつないで歩こうね」
2. 抱っこのルールを作る
「○○まで歩いたら抱っこしようね」など、条件付きで見通しを持たせると納得しやすくなります。
3. 抱っこできない理由を丁寧に伝える
「今は重たい荷物があるから難しいの、ごめんね」など、親の都合も正直に伝えましょう。
4. 歩くのが楽しくなる工夫をする
・「よーいドン!」で競争
・「○○を見つける探検ごっこ」
・「どっちの道から行く?」と選択させる
5. 感謝や励ましの声かけをする
「たくさん歩けたね、すごいね!」「助かったよ、ありがとう」とポジティブに伝えることで自己肯定感が育ちます。
6. 十分に休息を取る
日常的に疲れていると抱っこを求めやすくなります。生活リズムを見直し、休息やお昼寝を大切に。
7. 発達が気になる場合は専門家に相談
児童発達支援センターや小児科で、運動機能や感覚の偏りについて相談が可能です。
まとめ|抱っこは甘えではなく「心の栄養」
「抱っこばかり」は一見困った行動に思えるかもしれませんが、
実は「もっと安心したい」「もっとつながりたい」という心のメッセージでもあります。
ただ、毎日の生活の中で大変なのも事実。
無理のない範囲で、**「歩くことの楽しさ」や「自分でできた達成感」**を感じられるように関わっていきましょう。
少しずつ、自分の足で進む力を育てていけますように🌱
[3歳児]歩けるのに抱っこばかり!原因と効果的な対策とは?
教室の毎日
25/06/18 23:04
