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発達障害のある子どもは熱中症に要注意!

夏になると心配になるのが「熱中症」。特に発達障害や感覚過敏、自閉スペクトラム症(ASD)、知的障害などの特性を持つ子どもたちは、熱中症のリスクが高くなりやすいといわれています。

今回は、発達に特性のある子どもがなぜ熱中症になりやすいのか、そして家庭や支援現場でできる具体的な対策をわかりやすくご紹介します。

発達障害と熱中症の関係性とは?
発達に特性がある子どもたちは、暑さや喉の渇き、体調変化への気づきが難しい場合があります。以下のような理由から、熱中症のリスクが高くなる傾向があります。

① 暑さやのどの渇きに気づきにくい
感覚鈍麻があると、暑さや脱水の初期症状に気づかず、症状が進行してしまうこともあります。

② 自分から伝えられない
「水が飲みたい」「疲れた」などの自己申告が難しいため、大人が気づかないうちに体調を崩すことも。

③ 水分や服装にこだわりがある
触感や味、温度に敏感で、特定の飲み物しか飲めない、帽子や薄着を嫌がるなどのこだわり行動がある場合もあります。

④ 刺激に弱く、自律神経が乱れやすい
気温・音・光などの刺激が重なると、ストレスによって体温調節がうまく働かなくなることがあります。

発達特性のある子のための熱中症対策5選
では、具体的にどんな対策を取ればよいのでしょうか?子どもの特性に合わせた方法をご紹介します。

1. 時間で水分補給を習慣化
「のどが渇いたら飲もう」ではなく、タイマーやスケジュールで時間を決めて飲むのがおすすめです。例:「10時・12時・15時にお水を飲もうね」など。

2. 好きな容器・味で飲みやすく
ストロー付きのボトルや、子どもが好きなキャラクターの水筒などを活用しましょう。お茶よりも飲みやすいジュースやスポーツドリンクも、脱水防止のためには有効です。

3. 視覚支援で「見てわかる」工夫を
「水を飲む」「帽子をかぶる」「涼しいところに行く」などをイラストや写真カードで視覚的に提示すると、行動がスムーズになります。

4. 体調チェックを習慣に
言葉で伝えられない場合は、顔色・汗のかき具合・表情・動きをこまめに観察しましょう。「気持ち悪い?」「暑い?」など、Yes/Noで答えられる聞き方も効果的です。

5. 室温・服装の調整
室内では28℃以下を目安にエアコンを使用し、通気性・吸湿性のよい服装を選びましょう。汗をかいたら、こまめに着替えさせることも大切です。

熱中症を「予防できる環境」を整えよう
発達障害や感覚過敏のある子どもは、「自分で気づいて対処する」のが難しいことが多いため、まわりの大人が先回りして環境を整えることが何より重要です。

ポイントは、

時間で行動を区切る

わかりやすい視覚支援

子どもが安心できる飲み物や道具を用意する
この3点を意識するだけでも、熱中症の予防効果は大きくなります。

まとめ|夏を安心して過ごすために
熱中症は命にかかわる危険もありますが、ちょっとした工夫や配慮でしっかり予防できます。特性に合わせた対応を心がけ、子どもが安心して夏を過ごせる環境を整えていきましょう。
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