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質問にうまく答えられない子どもへの療育方法

「どうだった?」「楽しかった?」と質問しても、返事がない。
もしくは「わからない…」と困った顔。

これは、発達がゆっくりなお子さんや、感情表現が苦手な子に多く見られるお悩みです。

今回は、質問に対してうまく自分の気持ちを伝えられない子どもへの療育的アプローチを、現場で行われている方法をもとに、わかりやすくご紹介します。

◆ なぜ質問に答えられないのか?|5つのよくある理由
自分の気持ちがわからない
 → 「楽しかった」「悔しかった」などの感情の名前を知らない。

語彙力が不足している
 → 経験が少なく、言葉にできる表現が限られている。

質問の意味が抽象的でわからない
 → 「どう思った?」のような問いは難易度が高い。

答えを間違うのが怖い
 → 「否定されるのでは」と感じて萎縮してしまう。

自分の気持ちに向き合う習慣がない
 → 感情を意識する経験が少ない。

◆ 質問に答えられる力を育てるための療育方法
① 感情語のインプットを増やす
「うれしいね」「ちょっと怖かったね」など、大人が日常の中でたくさん感情語を使う。

絵本や絵カードを使って、登場人物の気持ちを一緒に考えるのも効果的。

② 選択肢で聞いてあげる
例:「たのしかった?それとも疲れた?」
👉 二択や三択にすると、考えやすく伝えやすい!

③ 視覚的なサポートを使う
「気持ちメーター(1〜5)」で感情の強さを見える化。

表情カードやイラストで気持ちの選択をサポート。

④ ロールプレイで練習する
ぬいぐるみや人形を使って「この子はどんな気持ちかな?」と会話形式で練習。

自分の気持ちを代弁しやすくなる。

⑤ 考える時間をしっかり待つ
すぐに答えを求めず、「どうだったかな?」とゆっくり問いかけ。

答えられたらしっかり認める:「教えてくれてありがとうね!」

◆ おうちでできるサポート
大人自身が感情を言葉にして見せる(例:「今日はちょっと疲れたな〜」)

毎日の中で「どうだった?」を繰り返し使う習慣を。

無理に答えさせず、表情や行動から「〜だったのかな?」と代弁してあげる。

◆ 療育の現場でも大切にしていること
療育施設や支援の場では、「言えること」より「言おうとしてくれたこと」を大切にしています。

どんな答えでも否定せず、「そう思ったんだね」と受け止めることで、自分の気持ちを表現する力は少しずつ育っていきます。

◆ まとめ|「うまく言えない」子どもへの理解と支援
質問に答えられないのは「わからない」のではなく「言葉にできないだけ」。

感情語のインプット・視覚サポート・ゆっくりとしたやり取りが有効。

安心して気持ちを伝えられる関係が何よりも土台になります。
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