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助詞や接続詞が出ない原因と支援のヒント

子どもが「単語」は話せるけれど、「言葉と言葉がつながらない」「助詞(が・を・と)が抜ける」「接続詞(だから・でも)が使えない」といった悩みは、発語が始まったばかりのお子さんによく見られる発達段階のひとつです。

今回は、言葉と言葉がうまくつながらない子に向けた療育方法や家庭でできる支援のアイデアをわかりやすく解説します。

言葉と言葉がつながらないとは?
「わんわん!」「パパ!」「おもちゃ!」など単語は出るのに、それをつなげた文章(文)にならない状態を指します。例えば、以下のような特徴があります。

「ぼく たべた」など助詞が抜けた話し方

「だから」「でも」などの接続語が出てこない

2語文〜3語文で止まり、それ以上伸びない

これは決して異常なことではなく、多くの子どもが通る発達の過程です。ただし、年齢や発語開始から一定期間たってもつながらない場合は、支援や療育的アプローチが有効です。

言葉がつながらない原因とは?
① 助詞や接続語の理解が未熟
「が」「を」「と」などは、名詞同士や動詞とつなぐ働きをします。これらは日本語の文法的要素であり、自然に覚えるのが難しい子もいます。

② 語順や文の構造がつかみにくい
日本語特有の「主語+目的語+動詞」の順番に慣れていない場合、単語を並べても正しい文にならないことがあります。

③ ワーキングメモリや思考力の課題
頭の中で文を構成しながら話すには「一時的な記憶力」や「情報処理力」が必要です。これらが未発達だと、言葉をつなげて話すことが難しくなります。

年齢・発達段階別|療育方法とアプローチ
🔸 2〜3歳頃
名詞と動詞をつなぐ「2語文」からスタート
例:「ママ くる」「ワンワン のむ」

絵カードやおもちゃを使いながら「主語+動詞」の形を意識させる

🔸 4〜5歳頃
助詞の定着:「が」「を」「と」などを実際の遊びや会話で繰り返す

接続語の導入:「だから」「でも」「それで」を使った簡単なストーリーごっこ

🔸 6歳以降
絵日記やストーリーカードでの文作り練習

「~した。だから~」「でも~だった。」など複文の理解・表現へ

おうちでできる療育的アプローチ5選
① 2語文→3語文へのステップアップ
「バナナ と リンゴ」「ママ が のむ」など、自然な会話で助詞を使って声かけをする。

② 絵カードで文をつくる
名詞や動作の絵カードを並べて「男の子 が ボール を なげる」など、目で見ながら文を作る練習。

③ 「どうして?→だから」ゲーム
日常のやりとりで「どうして?」と聞き、「だから〜なんだね」と接続語を使って返す。

④ ごっこ遊びで文の流れを育てる
おままごとや人形劇などで「○○した → ○○になった」と順序を言葉で表現する。

⑤ 子どもの言葉を言いかえて拡張する
子:「ねこ いた」→ 大人:「そうだね、ねこ が いた ね!」と文を広げて返す。

まとめ|「言葉をつなげる力」は遊びの中で育てる
言葉が出るようになっても、それをつなげて「文」にするには、時間と経験が必要です。焦らず、楽しみながら少しずつ関わっていくことで、子どもの言葉は自然と伸びていきます。

ポイントは「視覚・聴覚・体験」をセットにすること。そして、間違いを指摘するよりも「お手本」として自然な文を返すことです。
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