「うわー!できたー!」と、●●ちゃんは、両手で作った鯉のぼりを持ち上げて、満面の笑みを浮かべた。
ひみつきちの活動時間は、あっという間に過ぎ、今日のテーマは「鯉のぼりを作ろう!」だった。みんな、折り紙とシールを駆使して、個性豊かな鯉のぼりを作り上げていた。
●●ちゃんは、特に集中力が高い子で、他の子供たちがまだ紙皿に折り紙を貼り付ける段階で、すでに立派な尾びれを完成させていた。そして、シールで飾り付けをする際も、他の子供たちが色を迷っている中、迷いなく鮮やかなピンクと水色のシールを選んで、自分だけのオリジナル鯉のぼりを作っていた。
「✖️✖️さん、見てー!私の鯉のぼり、かわいいでしょ?」
そう、●●ちゃんは先生に自慢げに作った鯉のぼりを見せた。先生は、●●ちゃんの作品を見て、「素晴らしい!●●ちゃん、とっても上手だね!色使いも素敵だし、この鯉のぼり、きっと元気に泳いでくれるね!」と、優しい笑顔で褒めてくれた。
●●ちゃんは、スタッフに褒められて、さらに嬉しそうに笑った。そして、自分の作品を他の子供たちに自慢げに見せ、みんなと喜びを分かち合った。
「私も、●●ちゃんみたいに、可愛い鯉のぼり作りたかったなぁ…」と、少しだけ寂しそうな表情を見せたのは、いつも少しおとなしい、◯◯◯ちゃんだった。
●●ちゃんは、◯◯◯ちゃんに気づくと、自分の作った鯉のぼりを持って、◯◯◯ちゃんの隣へ行った。
「◯◯◯ちゃん、これあげる!一緒に飾ろうね!」
●●ちゃんは、◯◯◯ちゃんに笑顔で、自分の作った鯉のぼりを見せた。
◯◯ちゃんは、●●ちゃんの優しさに少し照れながら、笑顔で「ありがとう!●●ちゃん、優しいね!」と答えた。
二人は、一緒に作った鯉のぼりを持ち、教室の窓際に飾った。二つの鯉のぼりは、まるで仲良く泳いでいるように見えた。
教室には、子供たちの楽しそうな笑い声が響き渡り、スタッフも、子供たちの笑顔を見れて、心から嬉しかった。
「みんな、今日は素敵な鯉のぼりを作れて良かったね!これからも色々なものを作って、楽しい時間を過ごそうね!」
スタッフは、そう言って、子供たちを見つめた。子供たちの目は、キラキラと輝いていた。
折り紙で鯉のぼり作り🎏
教室の毎日
25/05/01 20:49
