放課後のひみつきちには、七夕フェアーの準備でワクワクした空気が漂っていた。子どもたちは、色とりどりのフルーツを前に目を輝かせながら、担当のスタッフが説明する手順に集中していた。
「今日はみんなでフルーツポンチを作るよ!」スタッフが声を弾ませると、みんなから歓声が上がった。フルーツはバナナのスライス、黄桃の缶詰、みかんの缶詰に加え、もちもちのしらたま、そしてシュワシュワの炭酸飲料も用意されていた。
子どもたちは順番にバナナを丁寧にカットし、次々とフルーツをボウルに入れていく。手がベタベタになっても気にせずに、笑いながら混ぜる姿がとても微笑ましい。最後に、冷たい炭酸をゆっくり注ぐと、シュワシュワという音とともにフルーツポンチが完成した。
「見てみて!すごくきれい!」「早く食べたい!」目を輝かせる子どもたちに、スタッフも自然と笑顔が広がる。
一口味わった瞬間、みんなの顔に満足そうな表情が広がった。「おいしい!おかわりある?」と声をあげ、完食するまであっという間だった。
楽しい時間はあっという間に過ぎ、子どもたちはお祭り気分の余韻を胸に、「来年もまたやりたいね!」と約束していた。その日、ひみつきちは小さな手作りの七夕が彩る、あたたかい思い出でいっぱいになったのだった。
七夕フェアー【フルーツポンチ制作】
教室の毎日
25/07/07 15:24
