こんにちは、
今週は子どもたちもとっても楽しみにしているクリスマスがやってきますね✨
ココハグではクリスマス気分を高めようと洗濯バサミを使ってツリーにオーナメントの飾りつけ🎄＆サンタさんが落としてしまったボールを集めるサンタさんのお手伝い活動を行いました。

一見すると「季節の制作」「楽しいゲーム」ですが、
この活動には、子どもたちの発達を支える大切な要素がたくさん含まれています。

🎄洗濯バサミでのツリー飾り

洗濯バサミを開いて、飾りをつける動きは、
指先に適度な力を入れながら、“つまむ・離す”を繰り返す動作です。

これは、
・スプーンやフォークを使う
・クレヨンや鉛筆を持つ
・ハサミを使う
といった、生活や学習に欠かせない動きの土台になります。

「力が弱くてうまくできない」「思ったところにつけられない」
そんな子もいましたが、職員がそばで支えながら行うことで、
“できた”という成功体験につなげていきました。
「どこに付けようかな？」「これは何かな？」と質問してくるお子さんもいてクリスマスに興味津々でした。

🎅サンタさんのプレゼント集め

サンタさんが落としてしまったボール（プレゼントに見立てています）を集めてかごに入れるゲーム
部屋の中に散らばったボールを探して拾い、「サンタさん、困っているよ」と職員と楽しそうにお手伝いする姿が見られました。
カゴに入れる遊びでは、
身体をかがめる・立ち上がる・歩くといった動きに加え、

・どこにボールがあるか探す　（視空間認知）
・カゴの位置を確認する　　　（注視）
・力加減を調整してボールをかごに入れる　（実行機能）

など、全身の使い方と周囲を意識する力が必要になります。

遊びながら、自然と姿勢のコントロール・目と体の協調・注意を向け続ける力
が引き出されていました。

遊びの中で育っていること
・指先や手の力
・目で見て体を動かす力
・「次は何をするか」を考える力
・人と一緒に取り組む力

を、それぞれのペースで積み重ねていました。

療育では、「できる・できない」だけを見るのではなく、
活動に取り組む過程をしっかりと見てチャレンジ出来たことをしっかりフィードバックします。
小さな成功体験を積み重なることで、
生活の中の動きや自信へとつながっていきます。

馬場﨑