「うちの子全然落ち着きがない!」
「着席が安定しなくて困っている!」
と悩まれている保護者の方は多いと思います。
ほーぷでは、お子さんの動きが多い要因を
探りながら、アプローチの仕方を変えつつ、
療育を進めてきます。
『動きが多い』要因としては、脳機能の偏りや、
神経伝達物質の機能不全ではないかと
言われています。ただ、まだまだはっきりとした
ことがいない分かっていないというのが現状です。
そのため、お子さんの現状を把握し、その状態
に合わせた療育をおこなっていくことが、
とても大切になってきます。
少し例を挙げさせていただきますと、
①固有受容覚(体の動かし方や運動を
制御している感覚)の鈍麻(感じにくさ)により、
欲求を満たそうとして動きが多くなる
②集中が続かず違う楽しみを求めて動いてしまう
というふたつのケースを考えてみます。
①の場合でしたら...、
固有受容覚への欲求を満たすために
全身運動を多く取り入れる
②の場合でしたら...、
お子さんの好きな教材をたくさん用意し、
集中が切れそうなタイミングで次の教材を
提示することで、集中して取り組む時間を
少しずつ長くしていくという、
まったく違った方法で療育をおこないます。
同じ『動きが多い』という状態でも、
その背景にはたくさんの要因がありますので、
お子さんの状態を見極めながら、
適切な療育をおこなうことで、少しずつ
お困りごとを減らすことにつなげていきます。
療育例2(動きの多いお子さんへのアプローチ)
教室の毎日
25/05/02 18:01
