10月も後半戦に突入し、少しずつ暑さが和らいできた今日この頃ですね。
ほーぷが開所して5ケ月がたち、お子さんたちの成長を感じられる場面がたくさんみられるようになってきました。
そこで今日は、支援中に実際にあった、すてきなエピソードをご紹介させていただきます。
小集団での支援で、年中のお子さん2人(Aさん、Bくん)と運動あそびをしていたときのことです。
楽しくジャンプあそびをしたあとに、「次はトンネルをくぐるよ」と声掛けをし、トンネルを出すと、Aさんが「やりたくない!」と大きな声で言いました。Aさんの思いを詳しく聞くために歩み寄り、「やりたくないの?」と聞くと、再度「やりたくない」と言いました。私は、「じゃあ、Bくんがやるのを座ってみていてね。」と、”見る”という形での参加をAさんに促しました。するとAさんが、「Bくんもやらない!」と言い出したのです。その声にびっくりしたのはBくんです。楽しくトンネルくぐりをしようとしていたBくんは、Aさんから言われた言葉を聞き、とても困った顔をしました。Bくんは、自分の思いを言葉で伝えることがとても苦手なお子さんです。『やりたい、でも、言えない・・・』の葛藤で苦しんでいるBくんに、「Bくんはトンネルやる?」と聞いてみたところ、黙ったままうつむいてしました。すると、すかさずAさんが「Bくんやらない!」ともう一度言いました。
自分の思いを伝えられず困っているBくんと、自分の勝手な思いを相手に押し付けようとするAさん。この2人の思いを受け止めながら、どのような声掛けをしようかと考えいていたそのとき、Bくんが「トンネルやりたい!」と大きな声で伝えてくれたのです!自分の気持ちを言葉で伝えることが難しかったBくんですが、トンネルあそびをしたい気持ちに後押しされ、Aさんに思いを伝えることができました。
Bくんの思いを知り、自分の思っていたことと違うことに気付いたAさんは、少し驚いた表情をみせました。その後何度も「Bくんはやらない・・・」と言い続けましたが、そのたびにやりたい気持ちをBくんが伝えたことで、最後にはBくんの思いを受け止め、Bくんがトンネルあそびをするところを座って応援することができました。
このエピソードから、私は2人の以下の点をすばらしいと感じました。
①他児の思いと自分の思いが違うことを知り(気付き)、受け止めることができたAさん
②自分の思いを言葉にし、伝えることができたBくん
身長が伸び、体重が増える・・・など、目に見える成長はとても分かりやすいですが、見ることはできなくても、心もしっかりと育っているんですね!
児童指導員という仕事を通じ、このようなお子さんたちの成長に保護者の方と一緒に関わらせていただくことができ、とても幸せに思っております。
ほーぷの理念である、「子どもの笑顔が家族の安心へ。家族の安心が子どもの笑顔へ。」につなげていけるよう、これまで以上に、お子さんやご家族のお困りごとに真摯に向き合っていきたいと思えたできごとでした。
ほーぷが開所して5ケ月がたち、お子さんたちの成長を感じられる場面がたくさんみられるようになってきました。
そこで今日は、支援中に実際にあった、すてきなエピソードをご紹介させていただきます。
小集団での支援で、年中のお子さん2人(Aさん、Bくん)と運動あそびをしていたときのことです。
楽しくジャンプあそびをしたあとに、「次はトンネルをくぐるよ」と声掛けをし、トンネルを出すと、Aさんが「やりたくない!」と大きな声で言いました。Aさんの思いを詳しく聞くために歩み寄り、「やりたくないの?」と聞くと、再度「やりたくない」と言いました。私は、「じゃあ、Bくんがやるのを座ってみていてね。」と、”見る”という形での参加をAさんに促しました。するとAさんが、「Bくんもやらない!」と言い出したのです。その声にびっくりしたのはBくんです。楽しくトンネルくぐりをしようとしていたBくんは、Aさんから言われた言葉を聞き、とても困った顔をしました。Bくんは、自分の思いを言葉で伝えることがとても苦手なお子さんです。『やりたい、でも、言えない・・・』の葛藤で苦しんでいるBくんに、「Bくんはトンネルやる?」と聞いてみたところ、黙ったままうつむいてしました。すると、すかさずAさんが「Bくんやらない!」ともう一度言いました。
自分の思いを伝えられず困っているBくんと、自分の勝手な思いを相手に押し付けようとするAさん。この2人の思いを受け止めながら、どのような声掛けをしようかと考えいていたそのとき、Bくんが「トンネルやりたい!」と大きな声で伝えてくれたのです!自分の気持ちを言葉で伝えることが難しかったBくんですが、トンネルあそびをしたい気持ちに後押しされ、Aさんに思いを伝えることができました。
Bくんの思いを知り、自分の思っていたことと違うことに気付いたAさんは、少し驚いた表情をみせました。その後何度も「Bくんはやらない・・・」と言い続けましたが、そのたびにやりたい気持ちをBくんが伝えたことで、最後にはBくんの思いを受け止め、Bくんがトンネルあそびをするところを座って応援することができました。
このエピソードから、私は2人の以下の点をすばらしいと感じました。
①他児の思いと自分の思いが違うことを知り(気付き)、受け止めることができたAさん
②自分の思いを言葉にし、伝えることができたBくん
身長が伸び、体重が増える・・・など、目に見える成長はとても分かりやすいですが、見ることはできなくても、心もしっかりと育っているんですね!
児童指導員という仕事を通じ、このようなお子さんたちの成長に保護者の方と一緒に関わらせていただくことができ、とても幸せに思っております。
ほーぷの理念である、「子どもの笑顔が家族の安心へ。家族の安心が子どもの笑顔へ。」につなげていけるよう、これまで以上に、お子さんやご家族のお困りごとに真摯に向き合っていきたいと思えたできごとでした。