こんにちは！LITALICO発達ナビをご覧の皆様、スレタンハウス代表の小林です。

泉佐野市立上野郷小学校にて、泉佐野市とセレッソ大阪様との連携事業として、3年生33名の児童とのサッカー教室を開催しました！🎉

グラウンドに立つ時、私が抱いていたのは、スレタンハウスの信念です。それは、**「集団だからこそ、1人に光を照らすことで全体にも笑顔が照らされる」**という信念です。

今回は、その理念が泉佐野のグラウンドで奇跡のように現実となった物語をお伝えします。

1. 🌈 「注意されがち」な彼に、特別な役割を
学校という集団の中で、私は特に、集団行動が苦手で、列に並ぶことや順番を待つことが難しい一人の児童👦に光を当てたいと考えました。

彼の行動は、学校で「注意されがち」な原因となり、自己肯定感を下げていたかもしれません。

私は、彼の特性（物事へのこだわり、自分のタイミングを大事にする）を活かすため、彼を列から呼び出し、**「みんなの頑張りを見る『評価者』」**という特別な役割をお願いしました。📝💯

意識の変化: クラス全員が「評価者」としての彼の存在を意識し始め、「〇〇くんが見てるよ！」というポジティブな緊張感が集団全体に生まれました。まさに、**「一人に光を当てることで全体が輝き始める」**瞬間でした！💡

2. 🎯 PKが引き出した【集中と自己コントロール】
サッカー教室のハイライト、彼のための最高の舞台としてペナルティーキック（PK）の機会を作りました。キッカーは、もちろん彼！⚽️🥅

待つ力の勝利: 普段、順番を待つことが最も苦手で衝動的に動いてしまう彼が、クラス全員の期待を背中に感じながら、私が問いかけている間、一瞬も集中を切らさず、しっかりと待つことができたのです。😭👏

最高の達成感: 見事ゴールを決めた瞬間、彼の力強いガッツポーズと大歓声がグラウンドに響き渡りました！🎉

3. 🏆 ラストパスが完成させた「君が必要だ」というメッセージ
物語はこれで終わりではありません。最後の試合、コーチ陣が本気でゴールを狙ったラストパスを足で止めたのが、他ならぬ彼だったのです！💥

私は、彼がPKを決めたことではなく、**「ラストパスを止めたことで、コーチ陣が負け、みんなが勝ったんだよ」**と伝えました。

そして、全員の目を見てこう続けました。

「だから、一人ひとりがこのクラスに必要で、それぞれの役割があり、だから全員、自分に期待して良いんだよ！」

**私たちがスレタンハウスとして目指す社会は、まさにこれです。**彼の、そしてクラス全員の最高の笑顔を見ることができた瞬間、胸が熱くなりました。🔥