児童発達支援事業所
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ベアービーの想い

お知らせ
☆複雑化・深刻化する問題「二次障害」にストップをかける☆
二次障害とは、発達障害などの障害をきっかけに、後に起こる症状や問題のことをさし、本人が受ける過剰なストレスやトラウマが引き金となって生じます。ベアービーでは、その二次障害にストップをかけることが重要と考えています。

子どもたちを取り巻く問題は、昨今とても複雑化・深刻化しています。例えば・・・
【集団生活で強まる生きづらさ】
発達に凸凹がある子どもは、得意なことがある反面、苦手なことがあり、「やる気」では乗り越え難い課題を抱えています。「好きなことはとことんやりたいけど、興味がないことに取り組めない…」といった興味の偏りがあると、自分のペースで生活することができない学校園生活では窮屈さを感じることでしょう。また、想いに反することを強いられる中で、やらされ感を強く感じることもあるでしょう。

あるいは、周囲の様子を察することが苦手な場合、暗黙のルールがわからず、戸惑いの連続かもしれません。人と関わることが苦手な場合、学校園生活のストレスはとても大きくなります。

【見過ごせない感覚の過敏さ】
近年、「感覚過敏」が自閉スペクトラム症 (ASD) の特性として追加されました。感覚の過敏さがあると、学校園生活上で、困り事がたくさん起こってきます。

例えば、味覚が過敏な子どもにとっての給食は苦痛です。また、聴覚が過敏な子どもにとって音に溢れた教室は居心地が悪いでしょうし、音楽会では、楽器の音が辛くて、部屋に入れないかもしれません。

注意の転導性が強い (注意を向ける対象が次々と移行する) 子どもにとって、雑多なお部屋で集中するのはとても難しいことです。家庭よりはるかに多くの刺激がある学校園生活は、子どもにとってはストレスフルで、それだけで疲れてしまいます。

【集団生活で下がりやすい不全感や自己肯定感】
保護者の方・支援者など周囲の大人が、関わり方に気をつけ、環境整備に配慮していても、年齢が上がって様々なことがわかってくる中で、不全感 (十分にやれていない感じ) や苦手意識は自ずと感じてしまい、自信が持ちにくくなることがあります。子どもたちはその中でも自分のできることを精一杯がんばっているのですが、無理が続くと、シグナルとして症状が出現することがあります。

学校園に行こうとすると頭やお腹が痛くなるなどの身体症状化、「家では荒れる…」といった気分の波が激しさも見られます。また、元気がなくなったり、音声チック (咳払い・鼻を鳴らすなど) 、運動チック (目をパチパチする) や吃音 (どもる) 、寝ている時に叫ぶ (夜響) などの神経症状と、その症状化は様々です。発達的な課題がベースにある場合、集団の中で不適応感が強まることが原因となって起こる、心理的な反応としての「二次障害」の可能性が高まります。
中でも、他者と関わる中でネガティブな感情を受ける機会が多くなることによって起こる「自己肯定感の低下」や「自己評価の向上しにくさ」の問題は大きく、それは、内省力*1が高まってくる9、10歳頃から強まる傾向にあります。

*1 内省力: 「なぜ自分はそう思ったのか」「なぜそのような行動を自分がしたのか」と自分自身に問いかけて、思考や行動について分析する力のことです。

【だからこそ「二次障害」の予防が大切】
二次障害として生じる不適応症状は、年齢が上がるにつれて、さらに複雑化・深刻化する傾向があります。抑うつなどの神経症状や引きこもりの問題は、元々の子どもの特性ではないものの、今後、長期に渡って大きな問題となることは最も心配される点です。

そのため、保護者の方・支援者は、子どもの特性を理解し、早期から、子どもが過ごしやすい環境を作っていくことが大切です。また、子ども自身が自分の特性を理解して、周囲に理解を求めようとする、「社会を生き抜く力」をつける支援も大切です。二次障害予防の観点からも早い時期から気を付けてあげたいですね。

Bear–Bのスタッフは、子どもが二次障害を起こさず、夢を持てる未来へ向かえるよう、お子さまと保護者さまのコアサポーターとして寄り添っていきたいという想いを持っています。

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