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ことばが出ない要因と発達障害の関係

つづき
1.受診・診断のタイミングと判断基準

 言葉の発達には大きな個人差があるため、保護者にとって「まだ様子を見てよいのか、それとも受診すべきか」の判断はとても難しいところです。

 健診や専門機関では発達のチェックが行われますが、それ以前に「気になるサイン」が見られたら、早めの相談が安心につながります。
早期に必要なサポートを受けることで、ことばやコミュニケーションの伸び方は大きく変わります。
診断や受診は「障害のラベルをつけるため」ではなく、
「その子に合った関わりを始めるため」に行うものです。

2.1歳半健診・3歳児健診でのチェックポイント
 乳幼児健診は、言葉の発達を確認する大切な機会です。
1歳半健診では、「意味のある単語が出ているか」「指差しで要求や共有ができるか」が確認されます。

 3歳児健診では「2語文が出ているか」「簡単なやり取りができるか」「質問に答えられるか」が主なチェックポイントです。

 ここで遅れが見られた場合、経過観察や専門機関への相談を、勧められることがあります。
健診は「発達に遅れがあるかを見つけるため」ではなく、「早く気づいて必要なサポートにつなげるため」のものなので、不安を感じたら積極的に相談してよい場です。

3.何歳まで様子を見てもよいのか
 「言葉はそのうち出る」と言われることも多いですが、3歳を過ぎても単語が極端に少ない、2語文が出ていない場合は専門機関に相談した方が良いと思われます。
 2歳前後までに指差しや身振りでのやり取りが見られない場合も注意が必要です。ことばの遅れは単なる性格や環境要因のこともありますが、発達障害や聴覚の問題が隠れていることもあります。

 成長を待つだけではなく、早めに評価を受けることで、必要に応じた言語療法や支援を開始でき、将来の学習や人間関係への負担を減らすことにつながります。

4.下記のサインがある場合は、専門医や発達相談窓口への受診を検討し
  ましょう。

☐1歳半を過ぎても意味のある言葉が出ない
☐指差しや「バイバイ」などのジェスチャーが見られない
☐名前を呼んでも反応が少ない
☐音や人の声への反応が乏しい
☐2歳を過ぎても単語が10語未満しかない
☐3歳を過ぎても2語文が出ない、会話のやり取りが難しい
☐癇癪やこだわりが強く、コミュニケーションが取りにくい

こうしたチェックリストはあくまで目安ですが、複数当てはまる場合は早めに相談することが大切です。
早期に行動することで、必要な時に、必要な支援を逃さず受けられます。
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