子どもの「困った!」は脳の成長サイン?
〜知っておきたい前頭葉のお話〜
「何度言っても片付けられない」
「すぐにかんしゃくを起こしてしまう」
「ワガママが多い」....。
毎日、一生懸命お子さんと向き合っているお母さん、本当にお疲れ様です。「私の伝え方が悪いのかな?」「この子のわがままなの?」と悩んでしまうこともありますよね。
でも、実はそれ、お子さんの「性格」や「努力不足」でもなく、お母さんの接し方の問題でもなく、
脳の司令塔である「前頭葉(ぜんとうよう)」が、いま一生懸命 “工事中” だからかもしれません。
今回は、お母さんの心が少しラクになる「脳の仕組み」について、理学療法士の視点からお話しさせて下さい。
〜前頭葉は、25歳まで続く「長い工事」の真っ最中〜
おでこのあたりにある「前頭葉」は、人間が人間らしく過ごすための「司令塔」のような場所です。
• 感情をコントロールする(イライラを抑える)
• 計画を立てる(お片付けの段取りを考える)
• 適切な判断をする(今はこれをやる時だと理解する)
この様な高度な働きを担っていますが、実はこの前頭葉、完成するのはなんと25歳前後と言われています。
脳は後ろから前へと育っていくため、一番前にある前頭葉は最後に完成するんです。
まだ工事が終わっていないお子さんが、感情を抑えられなかったり、わがままを言ったりするのは、ある意味「当たり前」のことなのです。
「やる気がない」とか「私の育て方が悪い」と捉える必要は全くなくて、「脳がまだ成長中なんだな」「少しずつ成長していけばいいよ」と温かい目で見守ってあげて下さいね。
〜子育てを毎日頑張られているお母さんにまず1つ意識してもらいたいこと〜
「小さなできた」を是非是非、大袈裟に褒めてあげて下さい。実は脳は褒められるどんどん成長を加速させるんです。
「お箸を一本持てた」「名前を呼ばれて振り返った」「1秒だけ座れた」
大人から見れば小さな一歩ですが、未熟な前頭葉をフル回転させて頑張っているお子さんにとっては、フルマラソンを完走したくらいの大仕事です。小さな小さな成功を「大事件」のように喜んであげてください。
声をワントーン高くする、パチパチと拍手をする、ハイタッチをする、ギュッと抱きしめる
など、これくらい「全身」を使って表現することで、お子さんの脳は「あ、今自分はすごいことをしたんだ!」と強烈に認識します。この「成功のインパクト」が、次の「またやってみよう!」という意欲(自己肯定感)の種になります。
私も幼い子供を育てている母親ですが、
お子さんの脳がゆっくりと、着実に育っていくプロセスを、一緒に面白がってみませんか?
小さな「できた!」を一緒に見つけて、親子でニコニコ過ごせる時間を増やしていきましょう。
療育センターエコルド はぐみのおうち
理学療法士 内山明奈
〜知っておきたい前頭葉のお話〜
「何度言っても片付けられない」
「すぐにかんしゃくを起こしてしまう」
「ワガママが多い」....。
毎日、一生懸命お子さんと向き合っているお母さん、本当にお疲れ様です。「私の伝え方が悪いのかな?」「この子のわがままなの?」と悩んでしまうこともありますよね。
でも、実はそれ、お子さんの「性格」や「努力不足」でもなく、お母さんの接し方の問題でもなく、
脳の司令塔である「前頭葉(ぜんとうよう)」が、いま一生懸命 “工事中” だからかもしれません。
今回は、お母さんの心が少しラクになる「脳の仕組み」について、理学療法士の視点からお話しさせて下さい。
〜前頭葉は、25歳まで続く「長い工事」の真っ最中〜
おでこのあたりにある「前頭葉」は、人間が人間らしく過ごすための「司令塔」のような場所です。
• 感情をコントロールする(イライラを抑える)
• 計画を立てる(お片付けの段取りを考える)
• 適切な判断をする(今はこれをやる時だと理解する)
この様な高度な働きを担っていますが、実はこの前頭葉、完成するのはなんと25歳前後と言われています。
脳は後ろから前へと育っていくため、一番前にある前頭葉は最後に完成するんです。
まだ工事が終わっていないお子さんが、感情を抑えられなかったり、わがままを言ったりするのは、ある意味「当たり前」のことなのです。
「やる気がない」とか「私の育て方が悪い」と捉える必要は全くなくて、「脳がまだ成長中なんだな」「少しずつ成長していけばいいよ」と温かい目で見守ってあげて下さいね。
〜子育てを毎日頑張られているお母さんにまず1つ意識してもらいたいこと〜
「小さなできた」を是非是非、大袈裟に褒めてあげて下さい。実は脳は褒められるどんどん成長を加速させるんです。
「お箸を一本持てた」「名前を呼ばれて振り返った」「1秒だけ座れた」
大人から見れば小さな一歩ですが、未熟な前頭葉をフル回転させて頑張っているお子さんにとっては、フルマラソンを完走したくらいの大仕事です。小さな小さな成功を「大事件」のように喜んであげてください。
声をワントーン高くする、パチパチと拍手をする、ハイタッチをする、ギュッと抱きしめる
など、これくらい「全身」を使って表現することで、お子さんの脳は「あ、今自分はすごいことをしたんだ!」と強烈に認識します。この「成功のインパクト」が、次の「またやってみよう!」という意欲(自己肯定感)の種になります。
私も幼い子供を育てている母親ですが、
お子さんの脳がゆっくりと、着実に育っていくプロセスを、一緒に面白がってみませんか?
小さな「できた!」を一緒に見つけて、親子でニコニコ過ごせる時間を増やしていきましょう。
療育センターエコルド はぐみのおうち
理学療法士 内山明奈