気になる「とんび座り」。
なぜその座り方になるの?体への影響とおすすめの対策
床に座っているとき、足が「W」の形になっているお子さんをよく見かけますが
これは「とんび座り」と呼ばれている座りかたです。
今日はとんび座りのになってしまう理由や体への影響をお話しします。
お子さんがこの座り方を選ぶのには、ちゃんとした「理由」があります。
まずは安定感がバツグンだから、です。とんび座りは座る面(支持基底面)が広く、重心が低くなります。まだ体幹がしっかりしていないお子さんにとって、一番「倒れにくい」省エネな座り方がとんび座りなのです。
また多くのお子さんは大人より股関節が柔らかいため、特定の方向(内側)にだけ動かしやすい特性を持っていたりします。
さらに背筋をピンと伸ばして床に座るには腹筋や背筋の力が必要ですが、筋力が未発達なお子さんの場合、骨盤をしっかり立たせるのが苦手です(骨盤後傾位となります)。
とんび座りは自然と無理なく骨盤を立てられるため(骨盤前傾位)、筋力が弱くても体幹が自然と安定します。
そのため無意識的にとんび座りをする様になってしまうのです。
〜気をつけたい「体への影響」〜
「楽ならいいじゃない」と思われがちですが、長く続くと次のような影響が出る可能性があります。
まず、太ももの骨が内側にねじれる力が加わり、将来的に「内股」や「X脚(膝の変形)」の原因になり、股関節や膝への負担となります。
またとんび座りはどっしり安定しすぎてしまうため、自分のお腹の力でバランスを取る機会を逃してしまい体幹が育ちにくくなります。
さらに とんび座りからは、横の物を取ったり、パッと立ち上がったりする動作がしにくいため、運動の広がりが制限されやすくなり、動きのバリエーションが減ってしまいます。
発達段階のお子様は特に、体幹を伸ばしたり、ねじったり色んな動きをする事で、動作の引き出しを増やしていく必要があります。
〜「その座り方はダメ!」と注意する前に。
おすすめの座り方と工夫〜
「ちゃん座りなさい!」と注意するだけでは、お子さんも疲れてしまいます。大切なのは「とんび座り以外の方が楽だよ、楽しいよ」という環境を作ってあげることです。
〜おすすめの座り方バリエーション〜
とんび座りをするお子様に下のような座り方も促してみて下さい。
①あぐら
股関節を外側に開くので、とんび座りと股関節の動きが逆の動きになり、股関節周りの筋肉の柔軟生のバランスがとれます。
②長座(足を伸ばして座る)
太もものストレッチになります。これは体幹を使って骨盤をしっかり立たせる練習に繋がります。
③壁にもたれて体育座り
自然と骨盤をたたせることができ、体幹を意識させることができます。
床に座るのが難しい場合は...
足がしっかり床につく高さの椅子に座らせてあげましょう。これだけで姿勢の問題は解決することが多いです。低いクッションの上に座るだけでも、股関節への負担は減ります。
とんび座りは、お子さんが一生懸命に自分の体を支えようとしている工夫の表れでもあります。
無理に矯正するのではなく、まずは「あぐらで座れたら褒める」「椅子での遊びを取り入れる」など、少しずつバリエーションを増やしてあげましょう。
もし「どうしても座り方が気になる」「歩き方がぎこちない気がする」という場合は、ぜひお気軽に当施設へご相談ください。遊びの中で良姿勢を育てるお手伝いをさせていただきます!
療育センターエコルド はぐみのおうち
理学療法士 内山明奈
なぜその座り方になるの?体への影響とおすすめの対策
床に座っているとき、足が「W」の形になっているお子さんをよく見かけますが
これは「とんび座り」と呼ばれている座りかたです。
今日はとんび座りのになってしまう理由や体への影響をお話しします。
お子さんがこの座り方を選ぶのには、ちゃんとした「理由」があります。
まずは安定感がバツグンだから、です。とんび座りは座る面(支持基底面)が広く、重心が低くなります。まだ体幹がしっかりしていないお子さんにとって、一番「倒れにくい」省エネな座り方がとんび座りなのです。
また多くのお子さんは大人より股関節が柔らかいため、特定の方向(内側)にだけ動かしやすい特性を持っていたりします。
さらに背筋をピンと伸ばして床に座るには腹筋や背筋の力が必要ですが、筋力が未発達なお子さんの場合、骨盤をしっかり立たせるのが苦手です(骨盤後傾位となります)。
とんび座りは自然と無理なく骨盤を立てられるため(骨盤前傾位)、筋力が弱くても体幹が自然と安定します。
そのため無意識的にとんび座りをする様になってしまうのです。
〜気をつけたい「体への影響」〜
「楽ならいいじゃない」と思われがちですが、長く続くと次のような影響が出る可能性があります。
まず、太ももの骨が内側にねじれる力が加わり、将来的に「内股」や「X脚(膝の変形)」の原因になり、股関節や膝への負担となります。
またとんび座りはどっしり安定しすぎてしまうため、自分のお腹の力でバランスを取る機会を逃してしまい体幹が育ちにくくなります。
さらに とんび座りからは、横の物を取ったり、パッと立ち上がったりする動作がしにくいため、運動の広がりが制限されやすくなり、動きのバリエーションが減ってしまいます。
発達段階のお子様は特に、体幹を伸ばしたり、ねじったり色んな動きをする事で、動作の引き出しを増やしていく必要があります。
〜「その座り方はダメ!」と注意する前に。
おすすめの座り方と工夫〜
「ちゃん座りなさい!」と注意するだけでは、お子さんも疲れてしまいます。大切なのは「とんび座り以外の方が楽だよ、楽しいよ」という環境を作ってあげることです。
〜おすすめの座り方バリエーション〜
とんび座りをするお子様に下のような座り方も促してみて下さい。
①あぐら
股関節を外側に開くので、とんび座りと股関節の動きが逆の動きになり、股関節周りの筋肉の柔軟生のバランスがとれます。
②長座(足を伸ばして座る)
太もものストレッチになります。これは体幹を使って骨盤をしっかり立たせる練習に繋がります。
③壁にもたれて体育座り
自然と骨盤をたたせることができ、体幹を意識させることができます。
床に座るのが難しい場合は...
足がしっかり床につく高さの椅子に座らせてあげましょう。これだけで姿勢の問題は解決することが多いです。低いクッションの上に座るだけでも、股関節への負担は減ります。
とんび座りは、お子さんが一生懸命に自分の体を支えようとしている工夫の表れでもあります。
無理に矯正するのではなく、まずは「あぐらで座れたら褒める」「椅子での遊びを取り入れる」など、少しずつバリエーションを増やしてあげましょう。
もし「どうしても座り方が気になる」「歩き方がぎこちない気がする」という場合は、ぜひお気軽に当施設へご相談ください。遊びの中で良姿勢を育てるお手伝いをさせていただきます!
療育センターエコルド はぐみのおうち
理学療法士 内山明奈