児童発達支援事業所

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音楽と子供の発達の関係について

〜音楽は脳の情報の通り道を強化する〜

脳の中には、たくさんの「情報の通り道」があります。
発達段階のお子様の場合、この情報の通り道がまだちゃんと整備されていません。高速道路が工事中であるようなイメージです。

そこで音楽を使って楽しく繰り返し刺激を与えると、脳の中でこんなことが起こります。
リズムに合わせて動くことで情報の通り道である道路が少しずつ出来上がり、何度も同じ道路を音楽の刺激が通ることで、道がどんどん広くなっていき、きれいな「アスファルトの道路」に変わっていきます。

お勉強だと「嫌だな」と思って道作りが進まないことも、音楽には不思議な力があり「楽しい!」と脳から「やる気物質」が出るので、工事(神経の道作り)がどんどん進みます。
音楽療育は、その「道路工事」を楽しく、効率よく進めるための最高のツールなんです。
「へぇ~、脳って工事現場みたいなものなんだな」と思うと、少しイメージが湧きませんか?

特に子どもの脳は柔軟です。
音楽という「楽しい・心地よい」刺激を繰り返し与えることで、「音を聴く→脳で処理する→体を動かす」という神経の回路がどんどん太くなります。
たとえるなら.....
普段は細いデコボコ道(情報の伝達が遅い状態)が、音楽療法を通じて「舗装された高速道路」にアップグレードされていくイメージです。

音楽を取り入れることには、単なる「楽しみ」を超えた具体的な療育上のメリットが数多くあり、特に、言葉が未発達な時期や、集団行動に不安があるお子さんにとって、音楽は非常に強力なサポートツールになります。

例えば音楽のリズムやメロディは、言葉よりも脳に届きやすく、歌詞を口ずさむことで発音や発語のきっかけを作ります。
また、「先生が歌う→子どもが歌う」といった交代の練習は、会話の基本である「やり取り(キャッチボール)」の基礎を築きますし、同じ楽器を見たり一緒にリズムを打ったりすることで、みんなと同じものに注目する力を養います。
「音楽が止まったら止まる(椅子取りゲームなど)」といった遊びなども衝動性を抑え、社会的なルールを守る力を期待できます。
多動傾向のあるお子さんも、一定のリズムに合わせることで、動作や気持ちのスピードを調整しやすくなります。

脳の可塑性が最も高い乳幼時期に、音楽という多角的な刺激を与えることは、お子さんの将来に向けた「一生モノの土台作り」になります。
はぐみのおうちには5月から音楽療法士さんが来てくれます。音楽を通じてお子さん一人ひとりのペースに合わせた「道路整備」を全力でサポートさせて頂きたいと考えています。
「音楽の力」を味方につけて、お子さんの秘めた可能性を一緒に引き出していきませんか?

療育センターエコルド はぐみのおうち
理学療法士 内山明奈
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