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実は「脳トレ」の宝庫 階段の昇り降り

『実は「脳トレ」の宝庫
階段の昇り降りが発達に効く理由』


1歳を過ぎて、トコトコと歩けるようになると始まる「階段ブーム」。
自宅の階段はもちろん、公園やお店で階段を見つけるやいなや、磁石に吸い寄せられるように突進していく姿……。「あぁ、また始まった!」と、エンドレスな階段遊びにお付き合いをした経験、あるあるだと思います。


今回は、階段の昇り降りに隠された「発達のヒミツ」をお話しします。


〜なぜ階段は「脳トレ」なの?〜
階段をスムーズに昇り降りするには、単なる筋力だけでなく、高度な脳の処理が必要になってきます。

〜左右別々の運動(分離運動)〜
右足を踏み出す時、左足は身体を支える。この「左右別々の動き」は、右脳と左脳がうまく連携していないとできません。その何気ない一段は
脳が「左右で別々の違う動き」をする様に手足に複雑な指令を出し、全身のバランスを高度にコントロールしています。その一見何気ない一歩ごとにお子さんの脳は目まぐるしいスピードで成長し続けていますよ。

〜空間認知能力〜
段差の高さ、奥行き、自分の足との距離を瞬時に計算して足を運ぶのは、空間の認知力を育む立派な知覚トレーニングとなります。特に下りは上りと比べると視界が広がり視覚情報が増えるため更に空間認知能力の難易度は上がります。

〜姿勢保持筋にも〜
階段上り下りは片足立ちの瞬間が連続するため、体幹や足などの姿勢保持筋が自然と鍛えられていきます。

以上のことから、階段は「右足を上げて、次は左手をついて……」と、常に次の動きを考えなければならない、「脳と身体をフル回転させる最高のトレーニング場」なんです。

階段上り下りは、『左右のスイッチ』がスムーズに切り替わるようになるため、歩行の安定感はもちろん、手先の器用さや運動神経の土台をも育ててくれます。

子供の頃によくやった、階段でジャンケンをして、「グリコ」、「チヨコレート」、「パイナツプル」と進んでいくあの遊びは、発達段階の子供にとってとても理にかなった遊びですね。


療育センターエコルド はぐみのおうち
理学療法士 内山明奈
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