なぜうちの子は椅子に座っていられないの?
「低緊張」が原因かもしれません!
保育園などで「すぐに席を立ってしまう」
「じっとしていられない」というお子さん多いです。
これは、やる気や注意力の問題ではなく、「低緊張(ていきんちょう)」という体の特徴が原因かもしれません。
今回は、理学療法士の視点から、離席の理由と家庭や園でできるサポート方法を解説します。
1. 「低緊張」ってなに?
低緊張とは、一言で言うと「筋肉の張り(緊張)が生まれつき弱い」状態のことです。
• 脳からの指令: 筋肉の張り具合は脳からの指令で決まっており、本人の努力で変えることは難しいです 。
• 個性のひとつ: 右利き・左利きや、鼻が高い・低いといった身体的特徴と同じで、良い・悪いの問題ではありません 。
• 見た目では分かりにくい: 皮膚の下にある筋肉のことなので、パッと見では気づかれにくいのが特徴です。
2. なぜ低緊張の子は離席してしまうのか?
一見、座ることは楽な姿勢に思えますが、低緊張のお子さんにとっては「座り続けること自体が重労働」なのです 。
• 座るだけで疲れる: 重力に逆らって体を起こし続ける持久力が低いため、座っているだけで体力を消耗します。
• 動くことでリセット: じっとしているとしんどいため、体を動かしたりゴロンと寝転んだりすることで、脳や体に刺激を入れ、リフレッシュ(リセット)しようとします 。
• 「また座るため」の離席: 離席した子がしばらくして戻ってくるのは、リセットが完了して「また頑張れる状態」になったからです 。
3. 周りの大人ができる3つのサポート
「ちゃんと座りなさい!」と注意する前に、お子さんが楽に座れる環境を整えてあげましょう。
1. 足がつく椅子を選ぶ
足がブラブラしていると、体幹を支えるのがより大変になります。足の裏がしっかり床(または足置き)につく高さの椅子を用意しましょう。
2.滑り止めシートを活用する
お尻が前にずれて背中が丸まると、さらに疲れやすくなります。100円ショップなどの滑り止めシートを座面に敷くだけで、姿勢の崩れを防げます。
3.「集中・休憩・集中」のサイクルを作る
長く座らせることを目標にせず、「5分頑張ったら一度動いてOK」というように、こまめな休憩(インターバル)を挟むことで、結果的にトータルの作業量を増やすことができます。
「すぐに席を立つ=集中力がない」と決めつけず、まずは「この子は今、体を支えるのがしんどいのかも?」という視点を持ってみてください 。
まずはお子さんが「自分から戻ってこれる」環境を整えてあげることが、お子様の安心感につながっていくと思います。
療育センターエコルド はぐみのおうち
理学療法士 内山明奈
「低緊張」が原因かもしれません!
保育園などで「すぐに席を立ってしまう」
「じっとしていられない」というお子さん多いです。
これは、やる気や注意力の問題ではなく、「低緊張(ていきんちょう)」という体の特徴が原因かもしれません。
今回は、理学療法士の視点から、離席の理由と家庭や園でできるサポート方法を解説します。
1. 「低緊張」ってなに?
低緊張とは、一言で言うと「筋肉の張り(緊張)が生まれつき弱い」状態のことです。
• 脳からの指令: 筋肉の張り具合は脳からの指令で決まっており、本人の努力で変えることは難しいです 。
• 個性のひとつ: 右利き・左利きや、鼻が高い・低いといった身体的特徴と同じで、良い・悪いの問題ではありません 。
• 見た目では分かりにくい: 皮膚の下にある筋肉のことなので、パッと見では気づかれにくいのが特徴です。
2. なぜ低緊張の子は離席してしまうのか?
一見、座ることは楽な姿勢に思えますが、低緊張のお子さんにとっては「座り続けること自体が重労働」なのです 。
• 座るだけで疲れる: 重力に逆らって体を起こし続ける持久力が低いため、座っているだけで体力を消耗します。
• 動くことでリセット: じっとしているとしんどいため、体を動かしたりゴロンと寝転んだりすることで、脳や体に刺激を入れ、リフレッシュ(リセット)しようとします 。
• 「また座るため」の離席: 離席した子がしばらくして戻ってくるのは、リセットが完了して「また頑張れる状態」になったからです 。
3. 周りの大人ができる3つのサポート
「ちゃんと座りなさい!」と注意する前に、お子さんが楽に座れる環境を整えてあげましょう。
1. 足がつく椅子を選ぶ
足がブラブラしていると、体幹を支えるのがより大変になります。足の裏がしっかり床(または足置き)につく高さの椅子を用意しましょう。
2.滑り止めシートを活用する
お尻が前にずれて背中が丸まると、さらに疲れやすくなります。100円ショップなどの滑り止めシートを座面に敷くだけで、姿勢の崩れを防げます。
3.「集中・休憩・集中」のサイクルを作る
長く座らせることを目標にせず、「5分頑張ったら一度動いてOK」というように、こまめな休憩(インターバル)を挟むことで、結果的にトータルの作業量を増やすことができます。
「すぐに席を立つ=集中力がない」と決めつけず、まずは「この子は今、体を支えるのがしんどいのかも?」という視点を持ってみてください 。
まずはお子さんが「自分から戻ってこれる」環境を整えてあげることが、お子様の安心感につながっていくと思います。
療育センターエコルド はぐみのおうち
理学療法士 内山明奈