「思い通りにならないと荒れる」子どもへの向き合い方と支援のヒント
発達支援の現場では、自分の思い通りに大人を動かそうとしたり、指示に対してあえて逆のことをしたりする「あまのじゃく」な行動に悩む声が多く聞かれます。そんな時のお子さんへの向き合い方の一つとして私の考えをお伝えします。
1. マイナス面を無理にプラスに変えようとしなくていい
長所は短所、短所は長所というように、よくマイナスな面もプラス思考に変えて捉えましょう〜といった言葉がありますよね。
でも、どうしたってこのマイナス面はプラス思考へとは変えられない!という事ありませんか?
例えば
「忘れ物が多い」「人間関係が苦手」などといった子どものマイナス面を、無理に「長所」として捉え直そうとすると、親御さんはお子さんの短所を長所として変換して捉えてあげられないことに責めたり、気持ちが疲弊してしまうのではないでしょうか。
考え方のコツとしてはマイナスな部分はそのまま受け入れ「手助けが必要なこと」、として淡々と支援すればOKだと私は思っています。
その代わりに別の視点を持つということはどうでしょうか?
そのマイナス面の問題とは「別物」として、その子の良いところ(例えば何かあっても一晩寝ればコロッと忘れて機嫌治ってるよね〜、とか、人見知りだけどよく人の事をよく静観できる子だよね〜など)を探してあげる。マイナスをプラスに無理にひっくり返そうとしないことで、心の余裕が生まれると思います。
2. 大人を操作しようとする子への「折り合い」の練習
3歳前後で「不安が強く、何でも嫌がる」「ママを自分の思い通りに動かそうとする」子への対応です。集団の中でみんなと同じようにさせるのは、不安が強い子には負担が大きすぎます。
まずはママと1対1で、本人の好きな遊びを通じて一対一の関係を大切に関わります。
またママとお子さんで「お願い」の交換 もオススメです。
「あなたの願いも聞くけれど、ママのお願いも聞いてね」というやり取りを通じて、少しずつ大人と折り合う経験を積んでいくことは大切だと思います。
3. 「あまのじゃく」な指示待ちへの逆転の発想
4歳ごろになると、集団生活のルールが増え、指示されること自体が大きなストレスになる子がいます。「~するよ」と言えば「しない」、「~しちゃダメ」と言えば「する」という状態です。
そんな時はあえて指示を出しません!(笑)
どういう事かと言うと、「指示」を「依頼」に変えるんです。
「〇〇するよ」ではなく、一人の人間として
「あなたがやってくれるとママは助かるな」
「頼りにしてるよ」というメッセージで伝えてみるのです。
そう言われると、なぜか子どもはママを助けてくれます!一度試してみて下さいね。
4. 身体の使い方の未熟さがイライラに繋がっていることも
手先が不器用(お箸が持てない等)なのに、ブロックなどは得意という子の場合、指先だけの問題ではなく、体幹の緊張が緩い(低緊張)ケースがあります。
そんな時は 「ギュッ」と力を入れる遊びを取り入れましょう。
• ロープを力いっぱい引っ張る
• よじ登る
• 洗濯バサミで遊ぶ
などなど
無理に練習させるよりも、遊びの中で筋肉をしっかり使いながら自分の体をコントロールする感覚を養うことが、結果的に手先の器用さにも繋がります。
「困った行動」の裏側には、子どもの不安やストレス、あるいは身体的な使いにくさが隠れていることがよくあります。
大人が「正そう」と必死になるよりも、一歩引いて「どうすればこの子が楽に過ごせるか」という視点で環境や言葉がけを調整してみることが、解決への近道かもしれません。
療育センターエコルド はぐみのおうち
理学療法士 内山明奈
発達支援の現場では、自分の思い通りに大人を動かそうとしたり、指示に対してあえて逆のことをしたりする「あまのじゃく」な行動に悩む声が多く聞かれます。そんな時のお子さんへの向き合い方の一つとして私の考えをお伝えします。
1. マイナス面を無理にプラスに変えようとしなくていい
長所は短所、短所は長所というように、よくマイナスな面もプラス思考に変えて捉えましょう〜といった言葉がありますよね。
でも、どうしたってこのマイナス面はプラス思考へとは変えられない!という事ありませんか?
例えば
「忘れ物が多い」「人間関係が苦手」などといった子どものマイナス面を、無理に「長所」として捉え直そうとすると、親御さんはお子さんの短所を長所として変換して捉えてあげられないことに責めたり、気持ちが疲弊してしまうのではないでしょうか。
考え方のコツとしてはマイナスな部分はそのまま受け入れ「手助けが必要なこと」、として淡々と支援すればOKだと私は思っています。
その代わりに別の視点を持つということはどうでしょうか?
そのマイナス面の問題とは「別物」として、その子の良いところ(例えば何かあっても一晩寝ればコロッと忘れて機嫌治ってるよね〜、とか、人見知りだけどよく人の事をよく静観できる子だよね〜など)を探してあげる。マイナスをプラスに無理にひっくり返そうとしないことで、心の余裕が生まれると思います。
2. 大人を操作しようとする子への「折り合い」の練習
3歳前後で「不安が強く、何でも嫌がる」「ママを自分の思い通りに動かそうとする」子への対応です。集団の中でみんなと同じようにさせるのは、不安が強い子には負担が大きすぎます。
まずはママと1対1で、本人の好きな遊びを通じて一対一の関係を大切に関わります。
またママとお子さんで「お願い」の交換 もオススメです。
「あなたの願いも聞くけれど、ママのお願いも聞いてね」というやり取りを通じて、少しずつ大人と折り合う経験を積んでいくことは大切だと思います。
3. 「あまのじゃく」な指示待ちへの逆転の発想
4歳ごろになると、集団生活のルールが増え、指示されること自体が大きなストレスになる子がいます。「~するよ」と言えば「しない」、「~しちゃダメ」と言えば「する」という状態です。
そんな時はあえて指示を出しません!(笑)
どういう事かと言うと、「指示」を「依頼」に変えるんです。
「〇〇するよ」ではなく、一人の人間として
「あなたがやってくれるとママは助かるな」
「頼りにしてるよ」というメッセージで伝えてみるのです。
そう言われると、なぜか子どもはママを助けてくれます!一度試してみて下さいね。
4. 身体の使い方の未熟さがイライラに繋がっていることも
手先が不器用(お箸が持てない等)なのに、ブロックなどは得意という子の場合、指先だけの問題ではなく、体幹の緊張が緩い(低緊張)ケースがあります。
そんな時は 「ギュッ」と力を入れる遊びを取り入れましょう。
• ロープを力いっぱい引っ張る
• よじ登る
• 洗濯バサミで遊ぶ
などなど
無理に練習させるよりも、遊びの中で筋肉をしっかり使いながら自分の体をコントロールする感覚を養うことが、結果的に手先の器用さにも繋がります。
「困った行動」の裏側には、子どもの不安やストレス、あるいは身体的な使いにくさが隠れていることがよくあります。
大人が「正そう」と必死になるよりも、一歩引いて「どうすればこの子が楽に過ごせるか」という視点で環境や言葉がけを調整してみることが、解決への近道かもしれません。
療育センターエコルド はぐみのおうち
理学療法士 内山明奈