「やりたくない!」を「できた!」に変える魔法の関わり方 —— 見通しよりも大切な「お手伝い作戦」
「お着替えしたくない!」「お片付けが嫌だ!」
そんなお子さんのパニックや行き渋りに、困り果ててしまうことはありませんか。
「もう5歳なんだから自分でやらなきゃ」
「小学校に行ったら困るから」……
そんな思いから、ついつい「自分で頑張ろうね」と励ましてしまいがちですよね。
でも、実は「自分でやらせること」よりも、お子さんのやる気を引き出す近道があります。
今回は、発達支援の現場で大切にしているお子さんの気分を盛り上げる関わり方をご紹介します。
1. 「見通し」だけで解決しないこともある?
よく「見通しを持たせれば動けるようになる」と言われますが、実はそれだけでは不十分な場合があります。
例えば、「これが終わったらシールがもらえるよ」という見通し。
ゴールは見えていても、そこまでの道のりがお子さんにとって「高すぎる壁」だと、「どうせできない」「めんどくさい」という気持ちが勝ってしまい、逆にパニックを引き起こしてしまうことがあります。
2. 気分を上げる「先にお手伝い」作戦
そんな時におすすめなのが、「先に大人が手伝ってしまう」という方法です。
• 食事のとき: 最初の3分間は、大人が食べさせてあげる。「美味しいね」と気分が乗ってきたところで、「じゃあここからは自分で食べてみようか」とバトンタッチします。
• お着替えのとき: ほとんどを大人がやってしまい、最後のボタン一つ、あるいは靴下を履くだけ、という「最後の仕上げ」をお子さんに任せます。
ポイントは、「できた!」という達成感で活動を終えること。
「自分でやりなさい」と突き放すのではなく、「先生(お母さん)が助けにきたよ!」とヒーローのように登場することで、お子さんの心の充電が溜まっていきます。
3. 「依存」が「自立」へのステップ
「甘えさせたら、ずっと自分一人でできなくなるのでは?」と不安に思うかもしれません。
実はその逆です。
しっかり甘えさせて、心が満たされる(依存できる)からこそ、子どもは安心して「次は自分でやってみようかな」という一歩を踏み出せます。
特に発達がゆっくりなお子さんの場合、年齢にとらわれず、その子の「今」の心の成長段階に合わせて、乳児さんに関わるような温かさで接してあげることが大切です。
4. お子さんの「ムラ」は、成長の「のびしろ」
子どものやる気には、日によって、あるいは時間によって激しいムラがあります。
「昨日はできたのに、今日はできない」……それでOKです。
• 調子が良さそうなとき: 「今日は頑張れそうだね、ここまでやってみる?」
• 疲れ果てているとき: 「今日は先生が全部やっちゃうね、特別だよ!」
そんな風にお子さんの状態を分析し、こちらが関わり方を変えていきます。
ー答えはお子さんの中にー
「こうあるべき」という枠を一度外して、目の前のお子さんがどうすれば気分よく過ごせるか。
その答えは、いつもお子さん自身が教えてくれます。
「課題」があるということは、それだけ「のびしろ」があるということ。
焦らず、今日はお手伝いから始めてみませんか?お子さんの「できた!」という笑顔が、きっと増えていくはずです。
療育センターエコルド はぐみのおうち
理学療法士 内山明奈
「お着替えしたくない!」「お片付けが嫌だ!」
そんなお子さんのパニックや行き渋りに、困り果ててしまうことはありませんか。
「もう5歳なんだから自分でやらなきゃ」
「小学校に行ったら困るから」……
そんな思いから、ついつい「自分で頑張ろうね」と励ましてしまいがちですよね。
でも、実は「自分でやらせること」よりも、お子さんのやる気を引き出す近道があります。
今回は、発達支援の現場で大切にしているお子さんの気分を盛り上げる関わり方をご紹介します。
1. 「見通し」だけで解決しないこともある?
よく「見通しを持たせれば動けるようになる」と言われますが、実はそれだけでは不十分な場合があります。
例えば、「これが終わったらシールがもらえるよ」という見通し。
ゴールは見えていても、そこまでの道のりがお子さんにとって「高すぎる壁」だと、「どうせできない」「めんどくさい」という気持ちが勝ってしまい、逆にパニックを引き起こしてしまうことがあります。
2. 気分を上げる「先にお手伝い」作戦
そんな時におすすめなのが、「先に大人が手伝ってしまう」という方法です。
• 食事のとき: 最初の3分間は、大人が食べさせてあげる。「美味しいね」と気分が乗ってきたところで、「じゃあここからは自分で食べてみようか」とバトンタッチします。
• お着替えのとき: ほとんどを大人がやってしまい、最後のボタン一つ、あるいは靴下を履くだけ、という「最後の仕上げ」をお子さんに任せます。
ポイントは、「できた!」という達成感で活動を終えること。
「自分でやりなさい」と突き放すのではなく、「先生(お母さん)が助けにきたよ!」とヒーローのように登場することで、お子さんの心の充電が溜まっていきます。
3. 「依存」が「自立」へのステップ
「甘えさせたら、ずっと自分一人でできなくなるのでは?」と不安に思うかもしれません。
実はその逆です。
しっかり甘えさせて、心が満たされる(依存できる)からこそ、子どもは安心して「次は自分でやってみようかな」という一歩を踏み出せます。
特に発達がゆっくりなお子さんの場合、年齢にとらわれず、その子の「今」の心の成長段階に合わせて、乳児さんに関わるような温かさで接してあげることが大切です。
4. お子さんの「ムラ」は、成長の「のびしろ」
子どものやる気には、日によって、あるいは時間によって激しいムラがあります。
「昨日はできたのに、今日はできない」……それでOKです。
• 調子が良さそうなとき: 「今日は頑張れそうだね、ここまでやってみる?」
• 疲れ果てているとき: 「今日は先生が全部やっちゃうね、特別だよ!」
そんな風にお子さんの状態を分析し、こちらが関わり方を変えていきます。
ー答えはお子さんの中にー
「こうあるべき」という枠を一度外して、目の前のお子さんがどうすれば気分よく過ごせるか。
その答えは、いつもお子さん自身が教えてくれます。
「課題」があるということは、それだけ「のびしろ」があるということ。
焦らず、今日はお手伝いから始めてみませんか?お子さんの「できた!」という笑顔が、きっと増えていくはずです。
療育センターエコルド はぐみのおうち
理学療法士 内山明奈