こんにちは、保育士のさきです。
今日は、支援していてなんとなく感じている現象(共調)についてお話します。
夕方、帰りの時間が近づくと、疲れや空腹、気持ちの切り替えの難しさが重なって、涙が出てしまうことがあります。
ある日も、「もう帰りたい」という気持ちが強くなり、カバンを背負ったまま泣けてしまう場面がありました。私はその子に近づいて、背中側から触れました。このときは、あえて声はかけません。泣いている最中の子にとって、言葉はときに刺激が強く、かえって気持ちが高ぶってしまうことがあるからです。
そっと頭に手を置き、ゆっくりと撫でながら、手のひらを視界にすべらせるように動かしました。そのとき私が心の中で考えていたのは、「早く泣きやんでほしい!」ではなく、“髪サラサラで気持ちいいなぁ…撫でてると癒やされるなぁ”という、とても穏やかな感覚でした。
不思議なことに、私が癒やされて幸せな気分でいると、その穏やかさがそのまま子どもにも伝わっていきます。 無理に泣き止ませようとしたわけではないのに、気づけば子どもの呼吸がゆっくりになり、自然と気持ちの切り替えができていました。(共調)
---別の日には、あるルールの扱いが少し曖昧で、「今日はどうするのがいいんだろう」と迷いが生まれたことがありました。その“ほんの少しの迷い”が、私の身体にじわっと出てしまっていたんだと思います。呼吸が浅くなったり、動きが速くなったり、声が揺れたり。すると、その揺れは子どもたちにも伝わり、いつもより不安が強く出てしまいました。(共調の逆:不共調mis attunement)
ここで改めて感じるのは、大人と子どもは互いに影響し合う存在だということです。先ほどのように大人が穏やかでいると子どもも落ち着きやすく、逆に大人が揺れていると子どもも揺れやすくなる。どちらの場面も、共調という仕組みの中で自然に起きています。
--- 逆に、子どもの状態が大人に影響することももちろんあります。子どもの揺れに自分の身体が引っ張られる瞬間…焦りが出てきたり、呼吸が浅くなったり、子どもの反応に自分の感情が反応し始めたり。そんなときは、別の職員と交代することも大切な判断です。 「できなかった」ではなく、 “今の自分の状態では、子どもに安定を渡せない”と気づけたからこそできる選択。支援者も人間なので、子どもの感情に引っ張られることはあります。でも、だからこそ交代という仕組みがあり、子どもが安心できるようにチームで支えています。
--- 子どもが泣いたり怒ったりすると、お母さんやお父さんも気持ちが揺れること、ありませんか。それは当たり前で、むしろ自然なことです。 支援者でも同じように揺れることがあります。 だからこそ、「お母さんが悪いわけじゃない」「あなたのせいじゃない」と伝えたいです。大人の揺れは悪いことではなく、ただ“人としての反応”なんですよね。
*大人が揺れると子どもも揺れる。
*大人が落ち着くと子どもも落ち着く。
*揺れを感じたら交代するのも大切。
*保護者も支援者も、人として揺れることがある。
大人の落ち着きが子どもに伝わる瞬間は、支援者としての喜びそのもの。 これからも、自分の状態を意識しながら、子どもたちと向き合っていきたいと思います。
放課後等デイサービスCOJIRI安曇野3号店
※ここで言う共調は、2人以上の神経系が互いに影響し合い、情動と身体の状態を安定させるプロセスのことを指しています。日本ではまだ発展途上の概念co‑regulationの定義です。
今日は、支援していてなんとなく感じている現象(共調)についてお話します。
夕方、帰りの時間が近づくと、疲れや空腹、気持ちの切り替えの難しさが重なって、涙が出てしまうことがあります。
ある日も、「もう帰りたい」という気持ちが強くなり、カバンを背負ったまま泣けてしまう場面がありました。私はその子に近づいて、背中側から触れました。このときは、あえて声はかけません。泣いている最中の子にとって、言葉はときに刺激が強く、かえって気持ちが高ぶってしまうことがあるからです。
そっと頭に手を置き、ゆっくりと撫でながら、手のひらを視界にすべらせるように動かしました。そのとき私が心の中で考えていたのは、「早く泣きやんでほしい!」ではなく、“髪サラサラで気持ちいいなぁ…撫でてると癒やされるなぁ”という、とても穏やかな感覚でした。
不思議なことに、私が癒やされて幸せな気分でいると、その穏やかさがそのまま子どもにも伝わっていきます。 無理に泣き止ませようとしたわけではないのに、気づけば子どもの呼吸がゆっくりになり、自然と気持ちの切り替えができていました。(共調)
---別の日には、あるルールの扱いが少し曖昧で、「今日はどうするのがいいんだろう」と迷いが生まれたことがありました。その“ほんの少しの迷い”が、私の身体にじわっと出てしまっていたんだと思います。呼吸が浅くなったり、動きが速くなったり、声が揺れたり。すると、その揺れは子どもたちにも伝わり、いつもより不安が強く出てしまいました。(共調の逆:不共調mis attunement)
ここで改めて感じるのは、大人と子どもは互いに影響し合う存在だということです。先ほどのように大人が穏やかでいると子どもも落ち着きやすく、逆に大人が揺れていると子どもも揺れやすくなる。どちらの場面も、共調という仕組みの中で自然に起きています。
--- 逆に、子どもの状態が大人に影響することももちろんあります。子どもの揺れに自分の身体が引っ張られる瞬間…焦りが出てきたり、呼吸が浅くなったり、子どもの反応に自分の感情が反応し始めたり。そんなときは、別の職員と交代することも大切な判断です。 「できなかった」ではなく、 “今の自分の状態では、子どもに安定を渡せない”と気づけたからこそできる選択。支援者も人間なので、子どもの感情に引っ張られることはあります。でも、だからこそ交代という仕組みがあり、子どもが安心できるようにチームで支えています。
--- 子どもが泣いたり怒ったりすると、お母さんやお父さんも気持ちが揺れること、ありませんか。それは当たり前で、むしろ自然なことです。 支援者でも同じように揺れることがあります。 だからこそ、「お母さんが悪いわけじゃない」「あなたのせいじゃない」と伝えたいです。大人の揺れは悪いことではなく、ただ“人としての反応”なんですよね。
*大人が揺れると子どもも揺れる。
*大人が落ち着くと子どもも落ち着く。
*揺れを感じたら交代するのも大切。
*保護者も支援者も、人として揺れることがある。
大人の落ち着きが子どもに伝わる瞬間は、支援者としての喜びそのもの。 これからも、自分の状態を意識しながら、子どもたちと向き合っていきたいと思います。
放課後等デイサービスCOJIRI安曇野3号店
※ここで言う共調は、2人以上の神経系が互いに影響し合い、情動と身体の状態を安定させるプロセスのことを指しています。日本ではまだ発展途上の概念co‑regulationの定義です。